Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ディーキン大学
2023年 11月号 国際学部 S.U

「この留学を振り返って」

オーストラリアに9ヶ月留学をしてみて感じたことは留学では語学力だけでなく多様な価値観の中で生きていくこと、異文化を理解しようとする姿勢が身についたと思います。また、この点においてオーストラリアに留学できたことは私にとって非常に有意義な経験であったと考えます。多文化社会としてもよく知られるオーストラリアで特に、メルボルンはより多くの文化が共存している街のように思いました。そのため、日々新たな文化圏の友達や人と出会い、常に学びを得ることができる環境にあったというように考えます。また、そのような環境において積極的に学ぶ姿勢を貫くことで自分自身の世界観を大いに成長させることができたと思います。これまでは異文化と関わるということは珍しかったのですが、世界の中でもトップレベルの多文化共生を実現しているオーストラリアで常に異文化に触れることは不安で時に辛い時もありますが得られるものは貴重で、普段とは大きく異なる経験や生活を手に入れることができるため、それだけで留学する価値があるように思いました。そのため、オーストラリアに留学できたことは私にとってとても幸せなことでした。オーストラリアへ留学してよかったと思えた点としては、先ほど述べたように、多文化社会の中で生活し、その中で日々学びを得ることができると言う点に加え、英語ネイティブの国でオージーイングリッシュに触れながら勉強できると言う点です。最初はオージーイングリッシュに戸惑い全く対応することもできず、授業のディズカッションでは何か意見を思いついた時には話題が変わっているなどということがよくあります。しかし、そのような経験したことで自分自身の語学力向上をより感じることができたし、その喜びが大きかったです。また、非常に独特で理解することも習得することも難しいオージーイングリッシュですが9ヶ月も生活していると愛着が湧いて、英語で話した時に誰かにオーストラリア訛りがあると言われると嬉しく感じます。オージーイングリッシュはなかなか映画などでも聞くことが少なく珍しい訛りであるため留学中に得ることができる一つの大きなアイデンティティではないのかなというように感じました。留学を通して、多文化社会の中で生活するという経験をし、そして、英語圏のオーストラリアでオージーイングリッシュに触れながら勉強できたという経験は非常に大きな価値があったと考えます。

「留学経験をどのように活かすか」

留学をしていく中で、自分自身の考え方について大きく変わったと思います。留学中は留学前に比べて未知のことややったことないことに対して積極的に挑戦できるようになったと思います。特に留学初期は何もかもが上手くいかなかったため、部屋で何もしない日も多かったですが、失敗を恐れずに何もせずに家にこもっているよりかは常にさまざまなことに挑戦し、自分自身の技術や、価値観、英語力を磨き続けることが大切だということに気づくことができ、それ以降は常に行動し続けることができたと思います。このように、留学で得た語学力や経験、価値観を今後の生活に還元することができるように自分自身と向き合っていきたいです。また、日本でも同様の姿勢で常に挑戦を求め続け、さらなる語学力の向上ができるようにしていきたいと思います。また、留学の中で自分自分と向き合う時間や年齢、文化、性別関係なく様々な人と関わる機会が多くあったことで、他人に対して自分の当たり前や常識を押し付けるのではなくお互いが受け入れ合い、理解するという姿勢が最も重要であるということを学びました。このような、マジョリティもマイノリティも存在しないオーストラリアで生活できたことで、自分をどのように表現するかといかということが大切だと感じました。生き方や考え方は一つじゃないし、自分自身を表現する方法も一つじゃない、そして自分らしく生きるということは自分勝手に好きなように生きるということではないと学びました。自分らしく生きる中で他人の考えや意見を気にかけることで多文化共生が実現できるのだと思います。このような姿勢は日本に帰国しても役に立てていきたいです。