Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2023年11月号 国際学部 M.S

授業紹介

こんにちは。今年もあと1ヶ月になりました。ハンガリーは現在(12月あたま)日中の気温も2℃までしか上がらなくなり、雪か雨が毎日のように降っています。16時前には日が暮れるのと、曇っている日が多いので少しだけ太陽不足です。

さて、今回は今期私が履修している科目について紹介したいと思います。まず一つ目は”Hungarian Culture”というHumanity学部のSeminar型の授業です。この授業は毎回事前にハンガリーの映画を鑑賞したり、詩を読みます。授業の最初に毎回ショートエッセイ形式のクイズに答えます。なにも内容が頭に入っていないとまったく答えることができません。最終的に毎回のクイズ、決められたプロジェクトを自分で作成し(ポスター、プレゼンテーション)と期末テスト、積極的な授業内のディスカッションへの参加で評価されます。2つ目は、”Globalization and Migration”というSocial Science学部のlecture型の授業です。この科目はMaster生向けの科目で内容が難しいです。Masterの正規生とエラスムス(交換留学生)あわせて20人程度の少人数クラスです。評価方法はオンラインでエッセイ形式での中間、期末テスト、スライド何枚かのミニプレゼンテーション、10ページ以上の期末レポートです。エッセイ形式のテストでは、10問もあるのに回答時間は60分しかありません。私は英語でのタイピングがはやくできないためとても苦労しています。これらのクラスは少人数であるため比較的周りの学生に話しかけやすく、日本人以外の友達ができました。他にSocial Science学部の科目を履修しており、Cultural AnthropologyとForeign Policy AnalysisとFamily and Societyの3つです。”CA”は中間、期末の選択式のオンラインテスト、”FaS”は期末だけで、紙でのエッセイテスト、”FPA”は紙での中間、期末テスト、3000ワーズ程度のグループレポートで評価されます。

 

最近起きた出来事

11月は困難なことがいろいろありました。これから詳しく書いていきたいと思います。

まず1つ目に、寮のDeposit(保証金)が例年と違いクレジットカードで支払えなかったことです。昨年度ハンガリーに留学していた友達に聞いてみると、昨年はクレジットカードで支払えたらしいのですが、今年から支払方法が銀行口座からの振り込みのみになっていました。1年未満しか滞在しないのにハンガリーの銀行で新しく銀行口座を開設するのは気が引けたため、Revolutという送金アプリを使って何とか支払いました。しかし、何日たっても私のDeposit欄は支払い済みにならず、不安になったため、大学のクエストラオフィスに行き事情を説明しました。支払い証明のスクリーンショットを添付し、メールを送り、支払ってから5日後くらいにやっと支払い済みになりました。

2つ目は、ルームメイトの騒音問題です。私は入寮当初日本人とカザフスタン人の二人と部屋を共有していました。しかし、カザフスタン人のルームメイトは部屋にいる間ほとんどずっとスマホで音をならし、深夜の一時まで部屋の中でスピーカーで電話をしているかなり迷惑な人でした。最初のほうは私は日本人のルームメイトもこれに耐えているし、ここは日本ではないからと妥協していました。しかし、10月に日本人のルームメイトはこれに耐えきれなくなり退寮しました。何回かカザフスタン人のルームメイトには静かにしてくれるよう頼みましたが改善してくれませんでした。2人になってからもずっと騒音は続き、11月になって我慢の限界がきたため、寮のスタッフに頼んで部屋を変えてもらいました。現在は優しいハンガリー人のルームメイトと穏やかに暮らしています。あとになってわかったのですが、カザフスタン人のルームメイトは私が騒音のせいでストレスを抱えていたことにまったく気づいていなかったらしく、また自分が騒音を出していること、まわりに迷惑をかけているという自覚がまったくなかったようです。本来ならば部屋を出ていくべきなのは彼女なのですが、彼女に部屋を出るという意思がまったくなかったため私が出ていくしか解決策がありませんでした。「察する」という日本人特有の文化が当たり前だったわたしからすると今回の出来事は驚きでしかなかったです。

 

ブダペストのクリスマスツリー

韓国人の友達におすそ分けしてもらったキンパ