１この留学を振り返って

　留学を振り返って思ったことは、長かったようで短かったということです。最初は、どんな韓国での留学生活が待っているのだろうとワクワクした楽しみな気持ちとそれと同時に何をするにも慣れていなかったので不安な気持ちも多くありました。1人で地下鉄に乗ることや買い物をすることですらまともにできなかった最初の頃がついこの間のことだったかのようにも感じます。しかし、そのような楽しかった、また大変だった留学生活もあっという間に終わってしまい、期末テストを終えて日本に帰国し、日本の風景や恋しかった日本の料理や家族にも会えるのでとても嬉しいですが、その反面この留学生活の中で出会った人たちとも離れなければならなくなるので、その分寂しくもあり、悲しくもあったりして複雑な気持ちでもあります。しかし、このように留学しなければ経験できなかったことや様々な出会いは私の中で一生の財産の一つとなりました。また、留学をして自分の財産になる程の経験と国境を超えた大切な人々と出会えたことに感謝でいっぱいの気持ちです。そして、留学をして語学力の向上はもちろん、異文化理解、自分自身の成長にも大きな変化がありました。最初は韓国語を聞き取ることも話すことも全然できなかったですが、今では韓国語を聞いたり、話したりすることに何の抵抗もなく使えるようになっています。また、一人で海外に行って生活した経験のおかげで自立心も向上したように思います。今後、何が起こっても多少のことでは動じずに、日本での生活も頑張っていくことができそうな気がします。

２留学経験をどう活かすか

　私はこの留学経験を活かして、日本での生活も頑張りたいと思っています。特に留学生活でせっかく身に付けた韓国語を忘れたくないので、日本でも継続して韓国語の勉強を頑張ろうと思っています。積極的に韓国にいる友達に連絡を取ってみたり、日本語字幕なしに韓国ドラマを見たりなどして、毎日少しずつでも韓国語に触れる機会を自発的に作っていこうと思っています。そして、私は就職活動もしなければならないので、この留学経験を活かして就職活動をしたいと思っています。留学前までは韓国に関連した仕事ができたらいいなと曖昧な考えしかなかったですが、この韓国留学で韓国という国についての理解力、また韓国語能力も上達したため、この能力を活かした仕事がしたいとはっきりと考えられるようになりました。このように今こうして振り返ると、改めて自分の成長を実感できたことを嬉しく思います。韓国に留学して、もちろん楽しかったことばかりでなく、大変なことやもどかしい気持ちになることもありました。しかし、そのような気持ちも経験も思い出も今考えてみると、一つ一つが学びの種となっていて、むしろ自分自身が成長するためのものだったのだと感じます。この留学経験も私の人生の一部であり、過程でもあります。留学生活が終わっても私の人生は続いていくので、ここで立ち止まらずに、ここからが新しいスタートだと考えて、この韓国での留学生活の経験をバネにまた新しい人生を歩んでいくことができたらなと思っています。