パーダーボルン大学
2023年 12月号 国際学部 R.S
①授業紹介
私はパーダーボルン大学でArts and Humanitiesの学部に所属しています。留学生は自身の学部に縛られることはなく、好きな教科を履修できます。私は主に言語や文化、教育系について学んでいます。各15コマ2時間で授業が進みました。Introduction to Cultural Studiesは大講義で、3ECTS取得には留学生はテストの合格が必須条件でした。また、African American Studiesでは上記に加えて、最低でも5回はreading課題を提出する必要がありました。Psycholinguistic Approaches to the Study of LanguageとEnglish in Secondary Education: Basicは少人数クラスでグループワークがありました。各回のポートフォリオやレポート提出で3ECTSを取得ができます。
ここでは授業にとても役立つTutoriumが存在します。大学院生が先生となり通常授業の復習をし、テストに向けて何処を重点的に勉強すれば良いかを教えて貰えます。私の場合、African American Studiesのチュートリアルを受講していました。参加型のクラスで、授業で何を習ったか、何が分からないかをディスカッションしなければなりません。
この大学ではドイツ語を無料で受けられるセメスターコースも存在します。しかし、初心者レベルであっても講義中の大半はドイツ語で説明を受け、週4かつテストも実施され、指導者は必ずしも教育学を勉強した人とは限らないため、一筋縄では行かないコースです。単位交換が難しいため、私はセメスターコースは受講しませんでしたが、クラッシュコースでは飲食店で注文ができる程の知識が身につき、各国出身の友達もでき、充実していました。
②クリスマス休暇
ドイツの12月と言えばクリスマスマーケットです。どこの地域へ行っても、かわいらしいマーケットがあり、ホットワインを飲む人で賑わっていました。クリスマス休暇は2週間程あり、その時間を使ってEurobizや友達とPaderborn、Dortmund、Hannover、Bremen、Munich、Hamburg、Dusseldorfと数々の場所へ行きました。クリスマスマーケットでは、クリスマスに因んだ装飾品、ロウソク、色んな国の料理が売られていました。特にHamburgの飛行サンタさんは印象的でした。1番驚いたのは、北側の地域にしか見られないRPGの世界に紛れ込んでしまった様に思える、クリスマスマーケットが存在していたことです。ポーションや武器、西洋兜が売られており、ゲーム好きにはたまらない場所でした。
休暇中、各自留学生は旅行をしたり、ヨーロッパ出身の留学生は一時帰国し、家族とのクリスマスを楽しんでいました。私も現地で仲良くなった留学生に、家族で行うクリスマスディナーに誘われスペインまで旅行しました。冬でも比較的暖かい異国の地で、友人家族とお祝いするクリスマスは日本とは全く違っていて新鮮でした。