初めにオリエンテーションについて書きます。オリエンテーションは一週間あります。この期間で今期の留学生全員の名前、顔、出身を知ることができ、学校の雰囲気も掴めると思います。内容はもちろんお金のことや保険、施設、テストのことなどが中心ですが、留学生が楽しめるように映画を見に行ったり、街に遊びに行くなどのイベントもあります。このようなイベントは強制ではありませんが、仲間を作るいい機会なので少々興味がなくても参加することをお薦めします。時間は日によって違いますが基本的には全て朝からで、早いときは朝8時からの時もあります。当たり前かもしれませんが、ずっと誰かが案内してくれるわけではありません。スケジュール表を見ながら自分でしっかりと行動することが大切です。最初はどの建物がどこにあるかもわからないので、他の留学生に声をかけて一緒に行く約束をするのは友達を作るいい機会にもなると思います。またオリエンテーションはテーマごとに各担当者が来て話しをしてくれます。その際、例えばお金のことなどで細かい数字などを聞き取るのは難しいときもあるかもしれないので、分からないときにしっかりと質問できることは大切だと思います。
この期間で積極的に話しかけて、自分の存在をアピールしておくと後々、授業も楽しく受けられると思います。始めは全てが新鮮でワクワク感が強いと思いますが、これは旅行ではなく留学なのでこのオリエンテーションの期間でしっかりと勉強する意識を持ち、地に足を着ける事が大切だと思います。
次に環境について書きます。この大学はアメリカの大学の中では小さい方のようですが、僕の第一印象はとても大きいと思いました。生活については、キャンパスから少し行けば、スーパーやレストラン、モールがあるので買いたいものは何でも買えると思っていいと思います。ただし、車がないと行けないので友達やルームメイトにお願いする事になります。これに関しても、こちらの人はとても親切なので、少々急でも連れて行ってくれるので心配しなくていいと思います。
寮については、4人部屋・2人部屋・プライベートがあります。そして僕は2人部屋です。この部屋には仕切りがないので、例えば自分が勉強したくてもルームメイトが音楽を聞いたりテレビを見ていると集中するのは難しいので、図書館に行かなければならないときもありますが、ルームメイトと話すのはいい練習になると思います。また僕の部屋には電子レンジ・冷蔵庫はありません。なので友達の部屋のを使わせてもらっています。またどの寮にもキッチンはないので、注意してください。ジムやプールそして卓球やビリヤードの施設があるので、授業がない時は運動したり遊んだりできます。
授業については、開始時間や授業時間は授業ごとに異なります。そしてどの授業も少人数制で発言が求められます。またIEPと呼ばれる留学生のための授業はレベルが分かれていて、オリエンテーションの間に受けるテストの結果で決まります。TOEFLと似ているので、しっかりと勉強し続けてください。最後に、全体的な雰囲気としては静かで落ち着いているので留学に向いていると思います。
最後に今までの生活で感じたことを書きます。まずこちらでは友達になる事が簡単な気がします。例えば、バスケットやビリヤードをしていて後から知らない人が来ても、声をかけて参加してもらってそこからWhat your name? Where are you from?のように会話が始まってすぐに友達になって楽しむことができます。また、僕が図書館で一人で勉強していて、少し休憩をしていたときに声をかけられて友達になったケースもあります。もちろんむやみに誰にでも相手になればいいというものではありませんが。そしてキャンパスを歩いていて、目が合うと知らない者どうしでもWhat’s up? How are you?など、当たり前のように聞きます。本当にちょっとした事で気軽に声をかけるんだなという印象です。
次に授業を受けて思ったことは、まず文法のクラスでの事です。当たり前ですが授業は英語です。つまり例えば「現在完了進行形」自体が英語で説明されるわけです。なのでこのような文法用語を覚えておく事もお勧めします。次にリーディングのクラスについてです。この授業の中で単語の意味を聞かれた場合、英語で説明しなければなりません。これは日本語で意味を覚えているのとは違う能力です。なので英英辞書を使って、単語を覚えるのではなく学ぶという事をしておいたほうがいいと思います。このように授業や遊びと通じていろいろな国や人種、宗教の学生がいるのでここに小さな世界を感じることができると思います。