Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フォンティス応用科学大学
2024年 3月号 国際学部 S.A

現地の学生、友人について

私が通っているFontysには英語で開校される学部とオランダ語で開校される学部があり、前者は私のような交換留学生だけでなく、インターナショナルと呼ばれる、他の国から正規学生として通っている学生も多くいます。彼らの多くはヨーロッパからの留学生です。私が所属しているIBCという学部は全員交換留学生であり、ヨーロッパ人7割アジア人3割といった感じです。秋学期は全員で90人ほど在籍していて本当にいろいろな国からの交換留学生がいましたが、春学期では50人ほどしかおらず、授業がさらに小規模になり、少し寂しく感じます。私たち龍谷大学からの交換留学生は秋からの2学期過ごす決まりですが、他のIBCの学生の多くは1学期のみ在籍します。そのため、ほとんどの私の友人は春学期が始まる前に帰国してしまい、春学期が始まるとまた友達で一から作らなければなりませんでした。秋学期は、一年の始まりということもあり、学校全体がウェルカムムードで1週間かけて毎日いろいろなイベントが開催されて仲を深めることは簡単でした。しかし春学期では、他の学部生にとっては1年の2学期目なので、そのような大規模なイベントは行われず、1日のオリエンテーションのみで、仲良くなることが前期と比べて非常に難しかったです。前期後期通して、友達にその友達を紹介してもらい輪を広めていくのが友達を増やす良い方法であると感じました。

オランダの春について

11月から2月までは本当に毎日雨が降り、晴れ間はほぼなく晴れてもその10分後には厚い雲に覆われるような曇天が冬の数か月間続いていました。さらに年末は16時くらいから日が沈み始めていました。しかし3月になり、徐々に暗くて雨ばかりの毎日から晴れ間も見えるようになりました。段々日も長くなり、3月末には19時まで日が昇るようになり、ようやくオランダにも春が近づいてきたと感じました。まだ気温は暖かい日で15度ほどでオランダの3月は日本よりも寒いと感じます。オランダは国全体が平地であり、街中にも緑がたくさんありますが、だんだん花が咲き始めたり、枯れた木にも新しい葉がついてきています。暖かい晴れた日には公園に行き、友達とピクニックをしたり、一人でゆったりと過ごせるようになり、気が滅入るような冬から解放されたような雰囲気です。3月の中旬からは、キューケンホフ公園というチューリップ畑で有名な春の間のみ公開される公園もついにオープンしたそうです。オランダといえばチューリップというイメージがあるので一度は足を運びたいと考えています。3月31日にはサマータイムが始まり、日没が1時間遅くなり、明るくて陽気なヨーロッパの夏がもうすぐ来ることを実感しました。