渡航と入国について
私の一年間の留学が始まりました。日本から中国へと行く飛行機にはもちろん中国人が多く、不安な気持ちよりは高揚する気持ちが大きかったです。私は中国の航空会社を選びました。もちろん日系の航空会社でも行けますが割高です。到着してからは検疫や入国検査が待っています。現地の人が話す中国語は今まで授業で聞いていた中国語とは全く別物で早くて聞き取れず、入国のための書類は英語でなんとか教えてもらって書きました。その後の入国審査では検査官の方が英語で話してくれたのですがものすごくアクセントの強い英語だったためそれも聞き取れず横に立っていた検査官の人に笑われてしまいました。学生ということもあり特に深く聞かれることはないですが留学生であることを証明する書類などはすぐに見せられるようにしておいたらいざというとき安心です。
私たち日本人は一目で外国人というのがわかりにくく、また中国には外国人が少ないためはっきりと自分が外国人であることや聞き取れなかった部分を聞き返したりしなければいけません。中国語のトーンは強弱が強いため起こっているように聞こえますし日本人と違い愛想笑いをあまりしないので不機嫌に見えますがそんなことはないので分からないことがあればきちんと聞くことが大切です。誰かがくみ取ってくれるのを待つのではなく要求ははっきりと口にしましょう。
オリエンテーション・授業選択について
私の留学は語学留学ということで午前中の2コマが中国語の授業です。まず初めにクラス分けのテストを受けます。筆記テストと先生との面接があります。初級から高級までに細かく分けられます。授業が始まって三日間は自由にクラスを移動して自分の希望に合ったクラスを選ぶことができます。私は最初に割り当てられたクラスが一番ちょうどよいと思ったので初級Aクラスを選択しました。午後からは選択授業でHSKのような授業から武術までいろいろな授業があります。私は古箏という中国の伝統的な楽器の授業を取りました。選択授業では実際に授業を受ける際に先生とその授業のグループチャットが作られてそこでさまざまな情報が流れます。
一番最初に授業を受けた時先生が何を言っているのか全く分からず、本当に授業についていけるのか心配で仕方なかったのですが毎日聞いていたらだんだん耳が慣れてきて一か月経った今では先生が言っていることが8割、9割は分かるようになりました。先生ははっきり話してくれるので慣れてしまえば問題なく授業は受けられました。初級BやCクラスでは先生が英語で補足を加えてくれるそうなので問題なく授業は受けられると思います。
今回留学に来て、実際に言葉を使って生活するのと勉強するのは全く違うということを痛感しました。勉強した単語や文法を実際に会話の中で使うことで会話は上達すると思います。