Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カーティン大学
2024年7月号 先端理工学部 K.K

レストランなんかで料理が出てきた際、私は半分程手を付けてからようやく写真を撮り忘れたことに気付く、なんてことが多いのですが、こういう時、食べかけでもSNSに上げて良いものか、それとも心の内にしまっておくべきかで悩んでしまいます。特に海外にいる間は、SNSの更新が安否確認も兼ねているということで、馬鹿らしくも難しいテーマかと思います。このあたり、長年SNSを敬遠してきたツケが回ってきたなあと感じますね。まあ、「インスタ」ばかり使って「単位」を落とすよりよっぽど良いかとは思いますが(「グラム」ジョーク)。というわけで、今回のテーマは授業紹介と自由テーマ。メインストリームの授業は始まったばかりなので、ELB(語学授業)と学生寮をメインにお伝えできればと思います。

 

①授業紹介

まずはELBについて。私は交換留学応募の際、語学試験のスコアを満たせず、9週間のELBの後にメインストリームを受けなければならなかったのですが、お金の問題さえ除けば、とても有意義なコースだったと感じました。特にWriting。9週間かけ、エッセイとレポートの書き方を教わるのですが、その授業が、導入があって、1つ目の意見があって、結論があって、この部分はこのフレーズで始めてと、本文の構造に終始してくれます。中でもレポートについては、要求される文字数の半分近い量を構造に費やすほど理論化されていて、自分の意見さえ持っていれば、多少苦手であろうと今後レポートでは困らないだろうというところまで教えていただきました。また、Speakingについても、相手に同意するときはこれ、反対意見を言うときはこれというように、波風を立てず、スムーズな話し合いを展開するためのフレーズを教わりました。波風を立てる友達のいない私には無縁ですが。続いてはメインストリームの授業について。私は現在IT系を2つ、ビジネス系を1つ、オーストラリアンスタディーズ綱オーストラリアンスタディーズ目オーストラリアンスタディーズ系を1つの合計4科目を受講しています。まず最も驚いたのは、私の受講する授業の半分を、海外出の方が担当していること。発音やら何やらを気にする方は、登録前にこのあたりも確認するのが良いと思います。国内出の方が担当するIT系の1つはお話の上手な先生が講師を務めており、自身の経験を踏まえたジョーク交じりの楽しい授業をしてくださいます。私のお気に入りがこの授業です。問題の(という言い方もどうかと思いますが)オーストラリアンスタディーズは、課題の量もさることながら、周りの生徒さん達のレベルの高さに驚きます。交換留学生は受講することを推奨され、私は深く考えずにとってしまったのですが、怠惰な私には正直かなりきついです。みんな陽キャやし。このレポートを書くのにも筆が乗らない程度には苦手な科目になっています。英語に自信のある方は、是非。

②学生寮について

私は現在、エリカ・アンダーウッドハウスという名前の学生寮に滞在しています。ホームページでの区分は確かOn campus accommodationとなっていたはずですが、実際はキャンパス内から道路を挟んだ西側の立地です。「あ、なんや近いやん」と思ったそこのあなた。いや、確かに近いんですが。ご説明します。まず、カーティン大学ベントレーキャンパスは、南北に長く伸びた長方形に近い形となっております。私は毎週日曜日、ELBで知り合ったエチオピアの方と買い出しに行くため、キャンパスを挟んで反対側の寮に住む彼の元へと歩くのですが、到着までおよそ20分を要します。いや20分て。小学校の移動教室の度に先陣を切っていた私ですが(背の順)、それでも歩く速さは平均程はあるはずです。しかも、キャンパスが長いのは縦方向。短い方に横切ったのに20分というのは、少々遠すぎと言っても過言ではないのではないでしょうか。ちなみに、授業教室までの平均時間は15分程度です。縦にも移動しますからね。と、距離の遠さを説明するのに400文字余りの駄文を書き連ねましたが、悪いところばかりというわけでもありません。まず、部屋が広い。ベッドも置いてあるはずなのですが、マツケンサンバIIを舞って余りあるスペースがあります。加えて、寮敷地の隣がスーパーマーケットのColesという好立地。上述の買い出しでは、私はSpudshedという小売店を利用しているのですが、金額もそこまで大きくは変わりませんし、急に何かが必要になったときに便利なのは、やはりColesの方です。さて、思い出してしまったので、構成も何も無く書くのですが、カーティン学生寮において最悪の問題、それは洗濯です。敷地内に設置されたコインランドリー、1回たったの5ドル!しかも今ならなんと、+5ドルで乾燥機まで使えちゃう!高すぎやろ洗濯するぞこの野郎!更に更に、一度に洗濯可能な量はご家庭の洗濯機なんと1台分!具体的には、ジーパン3本、厚めの服3枚、ヒートテック上下7セット、タオル7枚、下着7枚、靴下7セット、寝間着上下3セット、枕カバー、布団カバー、ベッドシーツを気合と根性でなんとか捻じ込めるくらいです。先ほどのエチオピア人によると、パース市内では洗濯一回3ドルだったとか。しかも洗濯機1つがもっと大きいんです。しかし、車も許可も免許もない身の上ではそんなところに行けるはずもなく。流石に乾燥機などという贅沢品を使う選択肢はないので(洗濯だけに)部屋に干すことになるのですが、ハンガーラックが狭いのなんの。水の貴重なオーストラリアならではというか、そんな感じの、小規模なカルチャーショックを受けましたよ、というお話でした。

今回は、授業紹介と学生寮について書かせていただきました。私のような引きこもり陰キャ野郎にとってマンスリーレポートで一番困る工程は、書くことではなく写真を撮ることだなという風に思います。期限ギリギリでアップロードされているときは、「ああ写真が無かったんだな」と思っておいてください。次回は、治安、危険を感じたこと、トラブルについてと自由テーマ。それでは。

ピナクルズの画像

空が綺麗なので何を撮っても映えます

海岸の写真

レポートに関係のある写真が撮れませんでした。誠にごめんなさい。

 

—I’ll discard this card(K.K, 2024).—

—私はこのカードを棄てる。(K.K, 2024)—