Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2024年6月号 国際学部 M.S

カルチャーショックについて

 ハンガリーに来て、日本と違いすぎて驚いたことは特にありません。治安も日本と同様に良好で、寮の周りを夜暗くなってから一人で歩いても問題ありません。たまに酔っ払いがいるのでこの人たちに気をつけていれば身の危険にさらされることはないと思います。ハンガリーでの習慣や文化的な面では日本と異なることはけっこうあります。基本的にメールなど公的なものの返信が遅いこと、店員さんも接客はわりとテキトーで”お客様”と接しているのではなく、対等な人間として接しているという感じです。もちろん、お金をたくさん払って行く高級なレストランやカフェでは礼儀正しい質の良い接客がなされます。対価が高いか低いかで接客の質が大きく異なるという感じなのでしょうか。。このような文化の違いはおもしろいなと思いました。大学でいうと、例えばレポートを提出期限内に提出できないときは、教授にそのことを伝えると提出期限を延ばしてもらえたりします。龍谷大学で取っていた授業では、期限を過ぎたレポートは一切受け付けてもらえないことが多かったので、寛容度が高いなと思いました。

 日本の交通機関は時間通りに来ることで有名ですが、ハンガリーの交通機関も時間通りに来ることが多いです。遅延が多いことを覚悟していたのでこれに関しては驚きでした。しかし、ドイツやイギリスなど西側諸国は遅延が多いです。特にストライキによる遅延が多いなと感じました。西側諸国では、飛行機、電車、バスなど交通機関ほぼすべてがストライキやその他さまざまな理由でよく遅延します。旅行に行く際はこうなることを予測した上で旅行計画をたてたほうがいいです。私もバスや電車の遅延により何回か旅行計画が狂いました。

 

留学最後の月の過ごし方

 6月は留学最後の1ヶ月間でした。わたしは思い残すことがないように、友達との予定をたくさんつめこみました。ハンガリー国内のブダペスト以外の街に韓国人の友達と行きました。Eger(エゲル)、Balaton Lake(バラトン湖)、Tapolca(タポルシャ)の3つの街です。Egerは2回目の訪問で、ブダペストから電車で3時間かかるところにあります。ワインの産地で、100㎖か200㎖のワインをグラスで注文し、おしゃれな店内で飲むことができます。ワインの産地であるからか値段もとても安く、味もとても美味しいです。Eger産のワインは日本には輸入されていない希少なワインなので、ハンガリーへ留学される方には絶対に飲んでみることをおすすめします!!2Lのボトルのワインが約800円でした。日本ではありえない金額だと思います。また、前号でも書きましたがスペイン人の友達に会いにバルセロナに1人で旅行に行きました。久しぶりに会う友達とのごはんや会話はとてもかけがえのないものとなりました。最後のヨーロッパの旅行地として選んだのがドイツ人の友達におすすめされたDresden(ドレスデン)というドイツ東部にある都市です。ブダペストからバス1本で行けます。ベルリンやミュンヘンなどど比べると人気は劣りますが、とても歴史が感じられる美しい街でした。特に大聖堂の内装に圧倒されました。

 

バラトン湖からの帰りの電車で

 

ドレスデンの景色