1.試験について
私が試験を受けた授業は一つだけだったので簡単でしたが、韓国は勉強大国なのでテスト前の期間には自習室がいっぱいになるほど夜も暗くなるまで学校にこもって勉強している人がたくさんいました。そんな学生たちを応援するために住んでいる寮や、所属している学部、そして近くのカフェなどがテスト期間中の学生のために無料のクーポンでお菓子やコーヒーをプレゼントしてくれます。私も住んでいる寮からコーヒーとクッキーの交換券をもらってタダでもらうことができました。韓国ならではな経験だと思います。
私の受けた授業で日本との違いを挙げるとしたら、答えあわせがあったことです。日本で受けているテストは自分のテストの点数を成績発表の時に知ることがほとんどだと思いますが、テストを受けたあとに問題の解説があり、その後実際にテストの用紙をもらってテストの点数を確認することができました。どこを間違えたのか分かったし今後どのように勉強すればいいのかが分かるので日本でも自分の答案を返して貰って答え合わせをしっかりと行えるようになればいいと思いました。
次の学期ではもう少し多くのテストを受ける予定なので私も他の韓国の学生たちと一緒に夜まで勉強に励むつもりです。韓国の方を見習って今までよりも、もっとテスト勉強を頑張れそうだと思いました。
2.韓国から見た日本
カトリック大学では日本人留学生は日本語学科の学生たちとたくさん接する機会があり、日本が好きな人と友達になることができます。また、バディー制度もあり、日本人に関心のある学生とペアになることもできます。
韓国では本当にアニメが好きな人が多く、日本に興味を持っている人のほぼ9割が日本のアニメが好きだという人でした。韓国では『クレヨンしんちゃん』はみんな見ているし、女の子なら『夢色パティシエール』なども見て育っているそうです。夢色パティシエールのキャラクターの名前も韓国語になっていたそうで、日本のものとは知らずに見てきた人がほとんどで、それだけ日本のアニメが韓国に浸透してるのだと知りました。最近では呪術廻戦や鬼滅の刃が大人気ですが、日本で流行ったアニメは大体韓国人も見ていると思っていいと思います。アニメを見て日本語を覚えたお友達もいて、みんな日本語がとても上手です。
もちろんアニメ以外を好きで日本に興味を持った人もいて、日本のアイドルやJ-popなどの音楽から好きになった人もいました。そこまで日本に対して興味はないけれど日本旅行に行って日本らしいような雰囲気のある写真を撮ってきてる人もたくさんいました。
また、カトリック大学では北海道の大学に毎年16人を留学生として送っているらしく、そこ以外にも日本中に留学生としてたくさん派遣されているそうです。学校内には日本留学へ行く人も行った人もたくさんいて、日本に対して理解のある人がたくさんいます。日本に興味を持ってくれていると日本語でも韓国人の人と交流できるので、韓国の方と関わるハードルがぐんと下がることもとてもありがたいです。