Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2024年10月号 国際学研究科 W.R

①環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)

University of Central Lancashire(UCLan)の施設自体は龍谷大学と比べるとほとんど変わりません。イギリスらしい古い教会のような建物ではなく和顔館のような見た目です。建物の数自体多くそれぞれが独立して存在するため、建物を行き来する際、一度外に出なくてはいけません。Preston自体雨がよく降るため傘を常に持ち歩く学生もいます。図書館は龍谷大学の図書館と比べると少し見劣りするかもしれません。UCLan自体オンラインでのReadingもかなり進めているため、オンラインの書物はかなり豊富ですが、実際の書物は龍谷大学と比較すると少し少ないように感じます。また、どのビルに入るにしても学生証が必須なため注意が必要です。

サービスに関してはかなり手厚いと感じます。UCLanはBlackbordとTeamsをManabaの代わりに使用します。最初は戸惑いますが、授業でしっかりと説明してくれるため非常に早い段階で慣れてくると思います。また、学生を助けるサービスもかなり手厚いです。Student Centerには常に人がいて何かあればそこに行くと助けてくれます。私も何度かお世話になりました。頻繁に様々な交流イベントやEssay writingのやり方や、Libraryの使用方法などといった講習も行ってくれるため助かっています。

住居に関しては基本的に5人1組で生活します。寮ごとに多少の違いはあるものの、基本的な設備はほとんど同じです。寮の費用も様々あり、私は一番お手頃な寮を選択したのですが、約1年間住むところなので多少奮発しても良かったのかなと少し後悔しています。お手頃な寮だと本当に必要最低限の設備しかないため、なかなか寮生活自体を楽しむことは難しいかもしれません。寮ごとに洗濯機はなく1度外に出る必要があるため洗濯機の場所をしっかりと調べてから寮を選択するのがおすすめです。

街並みに関しては飲食店がかなり多い印象です。なので夜みんなで食べに行く学生も多くいます。日本食が恋しくなる場面は多くありますが、徒歩3分ほどのところに小さなアジアンマーケットがあるため、そこで醤油やみりん等の調味料を購入することは可能です。徒歩20分圏内に大きなスーパーもあるため食材の購入はそこまで苦労しません。街自体そこまで大きくないため、すぐに一周することができます。しかし、それが故に必要最低限のものしか置いていないため、特定の用具や書物の購入のためにはどこか大きな街へ電車を利用して行く必要があるためそこが多少不便に感じます。

 

 

②公共交通機関とそこでのマナーについて

私が留学に来てから驚いたものの一つに学生達の通学方法と公共交通機関があります。龍谷大学に通う際は、もちろん都心部と田舎という違いはあるものの、学生の多くは京阪、地下鉄またはJR線を使って登校していたと思います。しかし、University of Central Lancashireではほとんどの学生が学校大学の、またはprivateの寮に住んでいるため電車通学をする学生はほとんどいません。そのため週に4連休のある学生などは、毎週末実家に帰ったりすることも多々あります。

電車などの公共交通機関の支払い方法に関しても日本と大きく異なる点がいくつかあります。電車が遅れたり、突然運休になることは多々あるのですが、駅ごとに改札のある駅とない駅が存在します。日本では全ての駅に改札があり、それで支払い管理をすると思うのですが、イギリスではほとんどの乗客がオンラインでチケットを購入し、QRコードのようなものを駅でスキャン、または、日本の新幹線のように車掌さんが実際に車内を周りチケットを確認することもあります。慣れるまで本当に大丈夫なのか不安になることも多々あるのですが、駅員さんは基本的にとても優しいので分からないことがあれば聞いてみることをおすすめします。バスにも一度乗ってみたのですが、そこでもバスから出る際に払うのではなく、おそらく値段が均一なので車掌さんが入った瞬間にカードをスキャンしに来て支払いを行います。

また、イギリスの電車には机やトイレなどがついている電車が多くあるのですが、基本的に机はかなり汚いので除菌シート等を持参することをおすすめします。その机でハンバーガーやお菓子などを広げて食べる方も多くいます。また、お酒などを片手に大きな声でおしゃべりをしている方も多くいるのであまり落ち着かないです。ノイズキャンセリング機能のついたイヤホン・ヘッドホンを持参することをおすすめします。