<大学・住居の環境について>
大学の敷地は龍谷大学と比べると広くは無いです。しかし、教室数は非常に多く学生も多いので授業間は教室移動のためにどこも学生で溢れています。大学内にはCROUSが運営している食堂や売店があり、izlyというアプリに登録してQRコードや学生証、クレジットで支払い可能です。食堂は学生証があれば非常に手頃な値段で食べることができますし、メニューも日替わりで楽しいです。また大学の周りにも飲食店やパン屋などは多くあるのでとても便利です。ただし今でも気になるのはトイレと、ネット環境です。男女共用という点には慣れてきたのですが、やはり日本のトイレを期待していると結構な差を感じると思います。大学からの連絡によると、ここ数週間学内のWi-Fi機器が故障中(?)らしいのですが、まず電波が届かないことが多くあるので、重要な用事や友達との連絡の際にはネットに接続可能な場所から事前に済まして対応しています。
私の寮はStudioタイプの部屋です。事前に予約しておいた入寮日当日に寮の事務室に行き必要書類の提出や初月の家賃支払い(クレジット決済)をし、サポーターさんの案内を受けて部屋に入りました。どの寮かにもよると思いますが、私の場合は完全ひとり部屋のため、家具(冷蔵庫、IHコンロ、マットレス、机、椅子、棚、セントラルヒーティング) 以外は何もないほぼ新居状態でした。そのためすぐにIKEAに行き、寝具や調理道具、食器類など最低限のものをひと通り集めましたが、寝具などをレンタルできるサービスもあるとのことでした。また毎月の家賃はサイトからクレジット決済で支払っています。共用のランドリーはアプリで混雑状況確認や予約、決済ができるなど非常に便利です。Studioタイプだと友達ができないのではと懸念もありましたが、様々なイベントがほぼ毎日寮内で開催されているので特に不安がる必要はないです。
<2ヶ月が過ぎて>
1ヶ月目はやはり説明会や手続きなどが多くバタバタしてしまい、なかなか落ち着けませんでしたが2ヶ月目に入ると生活に慣れてきて余裕が出てきた印象です。フランス語力に関してまだはっきりと成長の実感は感じられていませんが、毎日フランス語を聴いていると耳が慣れてきたように感じます。ただし会話力向上には積極的に自ら話すことが大切だなと強く感じこれからさらに努めていきたい点です。日本と大きく異なる点は、「初対面の人に話しかける」ことへのハードルが低いことです。なので急に見知らぬ人に「Bonjour!」話しかけられ会話が始まり、最後には「Bonne journée!」と別れることがすでに何度もありました。こうした人との間に壁を感じない気の持ち方は日本では稀に思います。またリヨンの街は世界遺産にも登録されているように、非常に綺麗な街並みや教会が多く残っており見ていて飽きません。Bouchonと呼ばれるリヨンのレストランや、ローマ帝国時代の影響を持ち合わせた特有の文化を見られるので休日はそれらの文化体験をおすすめしたいです。特に映画はリヨンで発明されたこともあり10月には大学から近くのInstitut Lumièreで映画祭が行われるのでぜひ参加してみてください。
Cathédrale Saint-Jean-Baptiste
Bouchon
Festival Lumière