Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2024年10月号 経済学部 K. C

環境について

大学施設(学術施設)

オーフス大学にはキャンパス内になんと19の図書館がありますが、その中でも特に規模が大きい”AU Library”を紹介します。開館時間は8:00-18:00。人文科学、社会科学、健康科学などさまざまな分野にわたる書籍、雑誌、電子リソースの膨大なコレクションが収蔵されています。また、静かな読書室や共同スペースなど、個人およびグループでの作業向けに設計された学習エリアがあります。Wi-Fi アクセスを備えているのでPCを使った作業も問題ありません。特筆すべきは、館内飲食が可能であるということです。というのも、グランドフロアの共同スペースの隣にはcanteen(AUにおいては食堂の意)があり、昼時はランチをその他の時間はサンドイッチや飲み物、ケーキを購入できます。ケーキは個人的にお勧めで。価格はおよそ15dkk、日本円で約300円。これでも安いと思える日がきっと来ます…

 

大学施設(学生生活施設)

“Studenterhus Aarhus”という学生のための中心的な拠点では、国際ナイトやテーマパーティーなどの社会的、文化的活動を提供し、デンマーク人と留学生のコミュニティ意識を育んでいます。施設には、屋外席のあるカフェと、世界中のビールを豊富に取り揃えていることで知られるバーがあります。バーは、学生が学業以外の時間にリラックスしたり、交流したりするのに人気のスポットです。イベントスペースでは、コンサート、文化活動、学生と企業のネットワーキングの機会、テーマ パーティーなど、さまざまなイベントが開催されます。デンマークの新進気鋭のアーティストや著名なアーティストが相当な頻度でコンサートをしています。定期的に開催されるイベントにはInternational Nightという留学生同士の交流を深めることを目的とした毎週開催されるディナークラブや Friday Barsというリラックスした雰囲気の中でお酒を飲みながら学生が集まるカジュアルな集まりがあります。私の場合はデンマーク語のクラスのためにこの施設へ毎週1日通っています。先ほどの図書館に道路を挟んで向かい合っているため、アクセスも程よいです。

オーフス大学について

私もよくよく調べたことがなかったため、これもよい機会と思いオーフス大学についてまとめてみました。

オーフス大学(デンマーク語:Aarhus Universitet、略称AU)は、デンマーク第二の都市オーフスにある著名な公立研究大学です。1928年に設立され、デンマークで2番目に大きく、2番目に古い大学(一番はコペンハーゲン大学)です。この大学は、Coimbra Groupやthe European University Associationなどのさまざまな学術ネットワークのメンバーであり、研究と国際協力に重点を置いていることで知られています。大学は 5 つの主要学部(Arts, Business and Social Sciences, Health, Natural Sciences, Technical Sciences)で構成されています。大学では、学士課程と修士課程の両方で英語で教えられる50以上の研究プログラムを提供しており、博士課程もすべて英語で行われています。学生の約12%は120か国以上からの留学生です。設立当初は「ユトランドの大学研究」として、予算は少なく、学生数はわずか64名でした。しかし大学は数十年の間に大きく成長し、いくつかの高等教育機関と合併し、現代の教育需要を満たすために学部を拡大してきました。そして今では常に世界のトップクラスの大学にランクされています。オーフス大学は、ビャルネ・ストロストルップ(C++の創始者)、デンマーク女王マルグレーテ2世、そしてキャリアを通じてAUに所属していたイェンス・クリスチャン・スコウ(化学、1997年)やデール・T・モーテンセン(経済学、2010年)など、著名な卒業生を輩出しています。