2月から始まった約10ヶ月間の留学を振り返って、たくさんの貴重な経験をすることができたと思います。留学以前に海外へ行ったことがなく到着した当初は不安とストレスで押し潰されそうだったのを今でも覚えています。今まで実家で暮らしていたということもあり寮での暮らしも最初はかなり大変で、英語に関してもそれなりに勉強して準備してきたつもりでしたが全く会話にならず耳にすることすら嫌な日もありました。でもこのように無事留学を終えることができたのは現地の友達や両大学の先生のサポートがあったからだと思います。そして勉強だけでなくトリップやビーチに行きオーストラリアでの自然を楽しむこともできました。特にローカルの生徒だけでなく他の国の留学生とも多くの時間を過ごし様々な価値観や文化を知ることができたのはこの留学で得た一番大きなものだと思っています。またオーストラリアでの生活を通して今まで当たり前のように感じていた日本での生活がどれだけ便利で有難いことなのか再認識することができました。留学前の自分と比べると英語力だけでなく継続力など多くの面で自分自身の成長を感じています。一般的に留学はキラキラした楽しいものというイメージがありますが、個人的には心を折られたり少し帰りたくなるようなタフな経験も全部含めての経験だと思います。
初めに英語の勉強はこのまま継続してきたいと思っています。今回の留学で英語をある程度話したり聞き取れるようになるのにどれだけの時間がかかり、どれだけすぐに忘れてしまうのかを痛感しました。この10ヶ月間を無駄にしないためにも日々の生活の中でもできる限り英語を使っていけるように心がけようと思います。卒業してその後自分がどのような進路を歩むのかはまだ明確ではないのですが、卒業後も何らかのかたちで英語を勉強し続けたらなと思います。また、この留学でとりあえずやってみることの大切さを学びました。何かに挑戦したり始める前によく考えることも大事ではあるのですが、実際のところやってみないとわからないことの方が多い気がします。すごく些細なことなのですが、僕は同じ留学生の友達に誘われてランニングクラブによく行っていました。バスで30分かけていくので、誘われた当初はランニングは住んでいる寮の周りでもできるため、わざわざ行く意味が理解できなかったのですが、通ってみるとコース沿いの海辺で綺麗なサンセットが見れたりそこでのコミュニティでたくさんの人と知り合うことができました。実際に行動してみると思いがけない新しいことに出会えることもあるので、今後もいろいろな決断や選択をする場面でも、深く考えすぎず取り敢えず挑戦してみるということを心がけていこうと思います。