Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ブレーメン応用科学大学
2025年 4月号 経営学部 H.K

① 現地の学生、友人について

まず、ブレーメン応用科学大学には日本語学科があります。そして、その日本語学科の学生と日本から来た留学生はよくメンザ(食堂)の一角に集まって交流します。みんな自分の授業が終わって暇になったら来たり、特に用はないけどみんなと喋りに来たりします。また、その日本語学科の学生と日本からの留学生はタンデムと呼ばれる、お互いに日本語とドイツ語を教え合う言語交換を行うこともよくあります。

タンデムは口約束で「今度一緒にタンデムしよ!」と言ってお互いに合意すれば適当なタイミングで週1回くらいでタンデムが行われます。僕は留学に来てからそのコミュニティと関わることが非常に多いです。

また、この大学にはバディプログラムという制度もあります。バディプログラムでは留学生とドイツの現地の学生がバディとして紹介されます。学校側から具体的にバディとこうするみたいなガイドラインはありませんが、友達を作るきっかけになります。日本人のバディは日本に興味があるドイツ人の学生が選ばれるので、相手の学生は自分に関心を持ってくれやすいです。僕のバディは日本語学科の学生ではありませんでしたが、日本語学科の学生とバディになったり、バディが日本語を喋れたというケースもよくあるので、是非申請してみると良いと思います。また、オリエンテーションウィークや授業でも友達を作るチャンスは沢山ありますので、留学に来て、友達が1人もできないかもしれない、という心配はしなくて大丈夫だと思います。

② ドイツ語が喋れなくても生きていけるのか

ドイツ語がドイツで喋れなくても生きていけるの?と疑問に思う方もいると思いますが、結論としては、結構生きていけます。まず、ドイツは他の非英語圏の国に比べると、観光地で働いている店の店員さんや、駅の職員さん等のみならず一般人でも英語はかなり通じます。ドイツ語と英語は似ている言語ですので、ドイツ人にとっては英語を喋ることはそんなに難しくないように思えます。特にドイツ人の若い世代の英語力は凄まじく、あるデータによると、英語の試験であるIELTSやTOEFLの平均スコアは英語圏の国を抑えて世界一です。

というように、ドイツ人の英語力は非常に高く、ドイツ語が喋れなくても全然生きていけます。ですが、もちろん英語が喋れない人もいます。歳が上の世代の人ほど英語が喋れない人は多いですし、若い店員さんでも英語が通じない人は普通にいます。ですので、そういう時の為に日常会話レベルのドイツ語は身につけておいた方がいいでしょう。例えばレジでは ハロー から始まります。次に店員さんが値段を言うので、現金なら普通に払って、カードならドイツ語で カードで と言います。そして、レシートが必要かどうかを聞かれて、ありがとう、さようなら、良い一日を!というのがいつもの流れです。これは本当によくある会話なので カードで払います を意味する Mit Karte bitte と ありがとうございます を意味する Dunkeschön さえ言えればどうにかなります。これくらいのものでいいので、ドイツ語のフレーズを少し覚えると生活はスムーズに行くと思います。逆に、これらさえ覚えればドイツ語が話せなくても全然生きていけます。