Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2025年6月号 国際学部 M.M

①日本から持ってきてよかった物 ②前期セメスターを終えて

 

①今回は、日本から持参して良かったと感じた物について、電化製品・衣類・その他の3つのカテゴリーに分けて紹介します。また、個人的に必要なかったと感じた物についても説明します。まず電化製品は、変換プラグが持ってきて良かったと感じた物です。スロバキアでは、日本とコンセントの形状が異なるため、必需品だと思います。アマゾンで検索すると、スロバキア以外のヨーロッパ諸国にも対応している変換プラグが販売されているので、長期休暇中に他の国へ旅行したい方は、多機能タイプを購入することをおすすめします。

衣類に関しては、特に下着を多めに持ってくると良いと思います。過去にスロバキアに留学した方のマンスリーレポートにも同様の記載があり、重要なポイントだと感じました。現在、私は週に1回のペースで洗濯をしていますが、1回につき約500円ほどかかります。洗濯の頻度を抑え、費用を節約するためにも、衣類は多めに持参することをおすすめします。

その他では、100ml以下の旅行用ボトルが役立ちました。ヨーロッパではライアンエアー(Ryanair)という格安航空会社を利用でき、航空券をかなり安く抑えられます。例えば、5月号で紹介したデンマーク旅行では、約67ユーロ(約12,000円)で往復の航空券を予約できました。ただし、機内持ち込み手荷物の制限が厳しいため、荷物をなるべくコンパクトにまとめる必要があります。私は旅行の際は必ず化粧品類を持参したいと考えており、そういった点で機内持ち込み可能な小容量の容器を日本から持参していて良かったと感じました。

反対に、日本で使用していた化粧品類(洗顔料・化粧水・保湿クリームなど)は、持ってきたものの、あまり使いませんでした。日本では経験しなかったのですが肌荒れがひどくなりました。おそらくスロバキアの硬水と日本の軟水の違いが影響したのではないかと思います。最終的には現地の薬局で自分の肌に合う商品を購入しました。そのため、化粧品類は現地で調達する方が良い場合もあると感じました。

また、日本食に関してもそれほど心配はいりません。私の知る限り、ブラチスラバ市内にはアジアンスーパーが3店舗あり、どのお店でも調味料・カレールー・お菓子・インスタントヌードルなど、日本でなじみのある商品を購入できます。今のところ、食生活に困ったと感じたことはありません。しかし、日本特有のパスタソースやジュースなど、マニアックな商品は手に入りにくいです。そうした商品をどうしても食べたい・飲みたい場合は、日本から持参するのがおすすめです。

 

 

②6月4日(水)をもって、前期に履修していた授業がすべて終了しました。卒業に必要な単位のほとんどをすでに取得していたため、今回は水曜と木曜に行われる4コマ(計16単位)の授業のみを履修しており、それほどハードな時間割ではなかったと思います。ただ、振り返ってみると、周囲の学生との語学力や知識量の差を強く感じ、積極的に発言したり、アクティビティに参加したりすることが出来なかったと感じています。特に「Public Speaking」の授業では、教授から頻繁に質問される場面がありましたが、「間違ったことを発言したらどうしよう」「単語が聞き取れず理解できなかったらどうしよう」と不安に思うことが多く、自信を持って発言できませんでした。留学前の私は、「積極的な性格で、何事にも挑戦できる」と思っていたため、文化の違いや言語の壁で自分が消極的になってしまうのかと、情けなさを感じることもありました。

ただ、どの授業の教授も非常に優しく親切で、安心感がありました。たとえば「Interactive Elements in Museums」の授業では、「日本の博物館ではどんな工夫がされているか?」といった質問を何度も受けました。うまく説明できなかったと感じる場面もありましたが、教授がフォローしてくれたことが印象に残っています。また、「Public Speaking」の最終プレゼンテーション後には教授と話す機会があり、「緊張して英語がうまく話せなかった」と伝えたところ、「授業中に他の学生の話を真剣に聞いていた姿勢や、語学力を高めようとする努力が見えて、最初の頃と比較して成長しているのが分かる」と評価してくださり、大きな励みになりました。

自分では語学力に対して消極的な印象を持っていても、周囲の人の目には「成長している」と映っていることがあり、これは語学学習においてとても重要なモチベーションになると感じました。きっと多くの方が、私と同じような経験を通して成長していくと思います。そのためにも自分を必要以上に過小評価せず、仲の良い友人や教授に「自分の英語はどう成長したと思うか?」と尋ねてみると良いと思います。次のセメスターでは、より積極的に発言やアクティビティに参加できるよう、この夏休みを語学力向上の期間として有効活用したいと思います。もちろん、友人との旅行も計画しており、それもとても楽しみにしています。