Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

国立高雄科技大学
2025年5月号 文学部 K.S

① 治安・危険を感じたこと・トラブルについて

 台湾・高雄市に滞在して約3か月が経過しましたが、幸いにもこれまで命の危険を感じるような場面には一度も遭遇していません。とはいえ、日々の生活の中で、事故やトラブルに巻き込まれないように気をつけていることはいくつかあります。

 まずはバイクについてです。台湾ではバイクの利用者が非常に多く、道路を渡る際や家と家の間の狭い路地ももちろんのこと、歩道を歩いているときでさえ後ろからバイクが通ることがあるため、常に注意を払うようにしています。

 最近では歩行者優先の法令により車への罰則が厳しくなり、譲ってくれる車も増えてきましたが、その間もバイクが通り抜けたりするのを見かけるので、まだまだ注意が必要だと感じています。

 また、道路自体にも気をつける必要があります。段差やスロープ、落下物など、足元の状況をよく見て歩くようにしています。また雨が降っている日や降った後などは、路上に日本では見ることのないくらいとても大きなカタツムリがいることがよくあるため、踏まないように特に注意が必要です。

 さらに、大きな駅前や大通りなどではホームレスの方を見かけることもあり、念のため注意を払っています。

 人混みの多い場所では、スリの被害に遭わないよう財布やスマートフォンなどの貴重品の管理に気をつけ、現金も必要以上に持ち歩かないように心がけています。ATMで現金を引き出すときは、なるべく6000元以内に抑え、必要になったときに都度引き出すようにしています。

② 夜市について

 台湾には多くの夜市があり、私が住んでいる地域の最寄り駅近くでも、毎週日曜日に大規模な夜市が開かれています。

 そこではジャンルを問わず、さまざまなものが販売されています。揚げ物や寿司、ドリンクといった飲食物から、ガジェット用品、下着や衣服類、さらには麻雀や射的といった娯楽系の出店まで幅広いラインナップです。

 夜市の通路の真ん中で揚げ物を揚げていたり、飲食店の横で衣類品を売っている出店もあり、匂いが付かないのか気になったりしますが、自由度が高くそれぞれ営業しています。

 台湾にはほぼ毎日開催されている夜市や特定の曜日に開催されている夜市、さらに年に一度開催する夜市など様々な種類の夜市が存在します。また大通りなどでは、特に特定の夜市などではないけれども屋台形式でたこ焼きや揚げ物、おでん系のものなどを売っているところがありました。

 台湾は特に外食文化が盛んで、さまざまな飲食店やお弁当屋さんがありますが、夜市はその中でも台湾ならではの文化だと感じます。特に交通制限を行っていないところでは、歩行者が歩いているところをバイクがすぐ横を通過することがあるので、注意が必要です。

 私自身は夜市で頻繁に食事を取ることはありませんが、台湾を訪れた際には一度足を運んでみることをおすすめします。特に臭豆腐の屋台があると、その周辺には独特な匂いが立ち込めており、「ああ、この先にあるな」とすぐに分かります。歩いているだけでも十分楽しめる場所です。