Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モスクワ大学
2012年6月号 文学部 M.S

 試験のこと

     授業の教室

自分達のクラスでの試験は、学期の終了までに二度ありました。学期の真ん中辺りで一度と期末に一度です。しかし、試験が無く学期末の授業で先生に評価を書いてもらうだけの授業もありました。

試験の形式は授業内容によって変わるのですが、自分の受けている授業で行われたのは、対面での会話形式とペーパーテスト形式でした。対面式は会話の授業、ペーパーテストは文法と書き取りの授業です。どちらの形式でも教室は普段使っている場所をそのまま使用し、メンバーも同じままになります。会話でも隣の生徒と隔離したりはしませんでした。勿論テストの評価で成績が付けられますが、人数が少ない分先生が一人一人の授業態度等を見て下さっているので、その分も評価に加えてくれます。

そして今回の授業の試験についてではありませんが、ロシアでのロシア語能力試験というものが存在するということを自分はこちらに来て初めて知りました。ロシアに留学している日本人はその検定に合格して帰る人が殆どだそうです。レベル別に分かれているそうなので、日本での言語の検定試験と同じようなイメージだと勝手に思っています。自分の語学力はとても低いので、一番下のレベルでも受かれるかどうか分かりませんが、きっと受けて帰ることになると思うので、合格出来るように全力を尽くそうと思っています。

 

余暇の過ごし方

モスクワ川からのクレムリン

 モスクワ川から見たクレムリン

勉強以外の時間や休日は、休息や睡眠に当てたり、趣味に使ったり外出をしています。特に、一日時間がある日に買い物をして材料を買い、調べたロシア語のレシピを見ながらロシア料理を作ることが楽しいです。まだ作った料理の数は少ないですが、新しいレシピを知ることが出来るのがとても有意義だと感じます。更に散歩と食材の買い物、料理、そして料理を食べることのどれも自分の好きなことで、それが全て出来るのでとても良い気分転換になります。現在はインターネット上でレシピを探していますが、そのうち本屋に行ってロシア料理のレシピ本を購入しようかと考えています。

また、誰かが企画を立ちあげてくれる時もあるのでそれに参加したり、数人で集まってご飯を食べに行くこともあります。先日は企画に参加してモスクワ川をクルーズし、とても楽しい時間を過ごしました。こちらでは現在、夜の10時頃になっても日が沈まないので、行動できる時間はとても長いです。クルーズも夜7時に集合でしたが、それから9時に終点の船着き場に到着する頃に漸く日が傾き始めたように感じました。

趣味の絵については最近、画用紙と水彩を購入しました。今までは道具が無くても着彩出来るのでパソコンでの描画ばかり行っていましたが、折角日本では見られない景色があるので外で絵を描こうと思った為です。授業以外の時間は自由に使える事が多いので、ダンスや音楽など、こちらで新しく趣味を始める人も多いそうです。

 

自由テーマ

今回はおそらくロシアに来たら何度か利用するであろう、ロシアの郵便局(почта)について書きたいと思います。

まず最初に驚いたのが、イメージカラーが青だということ。ポストも青です。自分は今までに一度荷物を受け取り、一度日本へ手紙とお土産を送りました。こちらで話を聞くとみんな言うのが、ロシアは郵便が届くのが遅いということ。特に手紙ではなく荷物の場合に顕著なようです。インターネットで調べると、郵便局では届いた荷物が一定量溜まるまで仕分けされず、仕分けされた荷物がそれぞれの都市へ送られるのが遅いというようなことが書いてあるページもありました。自分が荷物を送るのと日本から荷物を送ってもらったのが丁度同時期になったのですが、日本では国内への荷物の到着から三日程度で届いたのに対し、自分が荷物を受け取るまでは一週間以上かかりました。また、ロシアまで届いているのは確認出来たにも関わらず、住所に不備があるとして日本まで送り返されてしまったという話も聞きました。話を聞いた時、その荷物の前にも数度荷物を送ってもらっていて尚且つちゃんと届いていたので、同じように書かれた筈の住所で何故届かなかったのか不思議だと仰っていました。自分の場合は時間はかかったものの手元まで届いたので良かったです。夏にもう一度荷物を送ってもらう予定なので、次もちゃんと受け取れると良いと思います。

因みにГЗの中に郵便局があり、そこから荷物等を送る場合は一度に4キロづつしか送れないそうです。トランクを送ったという話も聞きましたが、交渉がとても大変だったそうです。自分も帰る前に大きな荷物を送らなければならないかもしれないので、ちゃんと交渉が出来るかどうかと少し不安ではあります。