①語学力について

私はこれまで海外経験はなく、初めての海外が交換留学で来たスウェーデンでした。英語学習に関しても、小中高の学校教育のみで、試験のための勉強しかしてきませんでした。英語力も人並みで渡航前のTOEICスコアは650点前後だったような気がします。もちろん誰かと英語を話すような機会も無く、留学前はとても不安だった記憶があります。結論、うまく英語が話せない状況で留学をしてもどうにかなります。しかし、高い英語力を身につけてから留学に来るのと英語力の乏しい状態で留学に来るのでは留学の質が大きく変わることは確かです。ある程度英語が話せるようになるまでの慣れにかけている時間で、もともと話せる人は次のステップに進みます。また、交換留学生として留学する以上連携先の大学で英語で授業を受けなければなりません。正直これはとても難しいことです。仮に英語がペラペラでもこれは無理だわと思ったことは何度もあります。個人的には机の上で勉強して留学に備えるのでは無く、実際に英語を使う状況を作って英語を話すということにできるだけ抵抗をなくしてから来る方が効果的だと思います。留学もほとんど終わりを迎えた現在、英語力が伸びたなと感じることもあればまだまだだなと感じることもあります。渡航前、10ヶ月もあれば絶対英語ペラペラになるねといろんな人に言われたし、自分でもそう期待していた部分がありました。しかし、この考え方は本当に間違っていると思います。ただ10ヶ月間海外にいたからといって英語が話せるようにはなりません。私が10ヶ月スウェーデンにいてスウェーデン語を話せないことが全てを物語っています。行った先で何をするのかが1番大切です。ただ英語を話す機会をたくさん作るように努力するだけで無く授業のためのリーディングや試験に向けた勉強、エッセイを書くことも同じくらい頑張るべきです。机の上で勉強することと実際にそれを使うことが同時並行でできる機会はとても貴重です。ヨーロッパの人たちはネイティブレベルで英語を話すのでその人たちと比べて落ち込むこともあると思いますがそれは比べる相手を間違えているので気にする必要はないです。またリネウス大学には本当にたくさんの日本人が交換留学に来ているので、なかにはもともとすごく話せる人や明らかに英語力を伸ばしている人がいます。私はその人たちと比べて自分はどうだろうかと悩んだこともありましたが、そこで自分も頑張ろうと思えるとすごくいいと思います。10ヶ月でどれだけ英語が話せるようになるかは人によるとしか言えません。ペラペラ話せるようになって帰る人もいれば特に変化なく帰る人もいるのが事実だと思います。しかし、英語力を伸ばすことに固執しすぎると留学を楽しめないので、そうなるとせっかくのスウェーデンでの10ヶ月間がもったいないです。できるだけたくさん楽しいことを考えて有意義な10ヶ月にすることが1番大切だと思います！

➁自由テーマ

今回の自由テーマは休暇について書こうと思います。リネウス大学には授業によりますが、クリスマスの時期を除いて日本の大学の夏休みや春休みのようなまとまった休みはありません。しかし、１つの授業が週に2〜3回しかないので週末を利用して旅行に行くことができます。多くのフライトはコペンハーゲン空港から利用でき、Växjöからは乗り換えなしの電車で2時間半くらいで行くことができます。シェンゲン圏内であればパスポートチェックなしで入国・出国することができます。事前にオンラインチェックインを済ませておけば空港に着いた後はセキュリティチェックを受けて搭乗ゲートに行くだけなので他の国へ行くのは本当に簡単です。またLCCなどの格安航空であれば場所と時期によっては片道3000円から飛べます。いくつかの国は電車で行くことも可能なのでその場合や旅行先で電車をたくさん利用する予定がある場合はユーレイルパスがおすすめです。ユーレイルパスはヨーロッパの多くの国で乗り放題券として使えるチケットで4日間から2週間など自分の好きな期間で買うことができます。4日間で3万5000円と決して安くはないですが、使い方によってはとてもお得になります。私はドイツに行った際にこのパスを利用しましたがいろんな都市を訪れたこともあって使った方が安く済みました。私はスイスでもこのパスを利用する予定ですが(物価が高いので)、早い段階で予定が決まって電車のチケットも買える場合はその方が安いことももちろんあるのでOmioなどのアプリや鉄道の公式サイトなどで金額をチェックした上で買うかどうか決めるのがいいと思います。ユーレイルパスは毎回電車のチケットを買わなくて済むという点でもとても便利です。どの国もとても魅力的ですが、個人的にイタリアとトルコは人生でもう1回は行きたいなと思った国です。こんなに簡単にヨーロッパの国に行ける機会はないと思うのでぜひ色々な国を旅してみてください！

イタリア　　　　　　　　　　　　　　　　トルコ