Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2025年4月号 経営学部 K.K

①カルチャーショックについて

私がスウェーデンにきて感じたカルチャーショックは時間の使い方です。スウェーデンにはFikaというコーヒーブレイクの文化があるのですが、これはただ休憩のためだけでなくコミュニケーションの場としても機能している、スウェーデンでとても大切な文化です。Fikaはスウェーデンの日常の一部でもあり、カフェに行くとたくさんの人が甘いものとコーヒーを頼んでおしゃべりを楽しんでいます。会社のオフィスにもコーヒーメーカーやお菓子がたくさん置かれていて、Fikaをするためのスペースが設けられていたりもします。授業でヘルスケアの職場に行った時にはボスっぽい人がいきなりFikaしようと言い出して、授業そっちのけでFikaが始まったこともあります。仕事中でも休みの日でも時間を気にせずゆっくりおしゃべりを楽しむ時間があることはとてもいいなと思いました。そのほかにも天気のいい日は湖の周りや森の中を散歩したり、家の庭でFikaしたり、バルコニーに出て日光浴をしている人が多く、本当にスローライフスタイルな国だなと感じます。男性の育児参加や男女共有のトイレ、犬の飼い方や移民に対する政府・国民の考え方など日々さまざまな場面で文化や価値観の違いを感じますが、適応できないほどのネガティブなカルチャーショックを感じたことはこれまでに一度もありません。むしろ素敵な文化に溢れた国だと思います。

 

➁自由テーマ

今回の自由テーマではお金事情についてお伝えしようと思います。スウェーデンに来る前は北欧の物価はとても高いと思っていましたが、全てのものが高いというわけではありません。現在の日本の物価にあまり詳しくありませんが、野菜やフルーツに関しては日本よりも安い場合も多いと思います。私は週に2〜3回ほどスーパーに行きますが1度に使う金額は2000〜3000円ほどです。なので私の場合の食費は軽く節約しつつ好きなものを買って1ヶ月3万円弱くらいかなと思います(洗剤などの日用品も込みで)。そのほかの生活面での主な出費はバス代(月7000円くらい)と寮費ですが、寮費は月々支払うのではなく、各セメスターの始まるあたりで2回に分けて支払います。2024年秋からの留学で出発前に約30万円、12月ごろに約35万円で寮費の合計は約65万円でした。水道光熱費も込みでWi-Fiも自由に使えますが、パスワードなどが設定されていないフリーWi-Fiのような形なので情報の取り扱いには気をつけてください。私の留学費用の内訳は、航空券約26万円、保険約15万円、寮費約65万円、生活費約50万円、その他(交際費、旅費等)約50万円で合計約200万円でした。奨学金を利用できる場合生活がかなり楽になります。JASSOやトビタテなどのよく知られているもの以外でもたくさんの奨学金制度があります。交換留学とはいえやはりお金はかかるので受け入れてもらえる奨学金を探してみることをおすすめします。食費等をどのくらい節約するかや旅行の頻度によってかなり金額が変わってくるので私のものは1つの例に過ぎませんが、よければ参考にしてみてください。