Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2025年5月号 国際学部 A.K

・この留学を振り返って

 

この留学を振り返ると、まず思い浮かぶのは「楽しかった」という言葉です。約1年間、アメリカで生活する中で、友人、先生方、そしてフレンドシップファミリーなど、本当に多くの素晴らしい人々に出会い、支えられながら毎日を過ごすことができました。文化も言葉も異なる環境の中での生活は決して簡単ではありませんでしたが、その分、一つひとつの経験が自分にとってかけがえのないものとなりました。

実際、慣れない環境での生活には戸惑いや不安もありました。時にはホームシックにかかり、日本に帰りたくなることもありました。それでも、現地で出会った人たちはいつも温かく接してくれて、困っている時には手を差し伸べてくれました。そのおかげで、「人と人とのつながり」や「誰かを思いやる心」の大切さを、これまで以上に深く実感することができました。

また、初めての一人暮らしという環境の中で、生活力や責任感も自然と身につきました。自分で判断し、行動しなければならない場面が多く、失敗もしながら少しずつ成長していけたと感じています。語学力だけでなく、異文化への理解力や柔軟な考え方、そして自分自身を見つめ直す力も養うことができました。

 

この留学を通じて得た経験や出会いは、私にとって一生の宝物です。そして、今後の人生の中でもきっと、大きな支えとなってくれるはずです。新しいことに挑戦する勇気を持つことの大切さを、この一年で心から学びました。

 

 

 

・留学経験をどう活かすのか

 

 

アメリカでの約1年間の留学を通して、私は語学力の向上だけでなく、国際的な視野と異文化理解力を身につけることができました。日常生活の中で英語を使いながら、英語力を鍛えるため、授業では自分の意見を積極的に発信し、異なる背景を持つ学生たちと議論を重ねる中で、論理的な思考力や柔軟な対応力も鍛えられました。特に英語でのプレゼンテーションやグループワークを通して、人に伝える力と協調性を学ぶことができたのは大きな収穫でした。

また、留学生活を送る中で、「人生を急ぎすぎないこと」「今この瞬間を楽しむこと」の大切さにも気づかされました。日本にいた頃は、目の前の目標をただ追いかけ、常に先のことばかり考えていましたが、アメリカでは周囲の人々の価値観やライフスタイルに触れることで、「生き方」そのものを見つめ直す機会を得ました。結果として、自分自身の価値観にも変化が生まれ、より柔軟で多様な考え方を受け入れられるようになったと感じています。

特に、私が尊敬している方の言葉「今が一番若い」という言葉が、留学中の支えになりました。何を始めるにも、何かに挑戦するにも、「今」という瞬間こそが一番若くて、可能性に満ちている。その言葉を胸に刻みながら、私は日々を大切に生き、自分の選択に自信を持つようになりました。

将来は、こうした留学経験を活かして国際文化の分野で活躍し、多様な人々と協力しながら社会課題に向き合っていきたいと考えています。培った英語力やプレゼンテーション能力、そして国際的な交友関係は、今後も私の強みとして、自分の目指す将来像に向かって活かしていくつもりです。留学を通して得たものは一過性のスキルではなく、人生の見方や人との関わり方にまで深く影響を与えてくれた、かけがえのない財産となりました。