①カルチャーショックについて ②8月の過ごし方について
①スロバキアに来てから約7か月経過しました。これまでのところ、個人的にどうしても受け入れられないようなカルチャーショックは経験しておらず、現地の暮らしを楽しんでいます。その中で、特に印象的であった価値観の違いについて述べたいと思います。
まずは人々の寛容な考え方です。これはスロバキアに限ったことではないのですが、例えばスーパーマーケットに訪れた際に従業員の方が勤務中にスマートフォンを触っていたり、飲食をしている場面を見かけることが多くあります。その他にも、学生から大人まで多くの人がタトゥーを入れています。日本にいるとこのような光景はほとんど見られないと思います。日本にいた際に私は飲食店でアルバイトをしていました。もし、お客様の目の前でスマートフォンを使用するとそれは失礼になると思います。また、タトゥーに対しても否定的なイメージが強いと思います。例えば温泉や銭湯への入店を断られる場合もあります。こういった点は、海外にように、少しでも寛容的な文化になればいいのにと感じています。
ですが、反対に疑問を感じたこともあります。それは少数民族に対しての見方でした。スロバキアには「ロマ人」と呼ばれる少数民族が住んでいます。日本でもホームレスの人がいるように、こちらでも同じような人がいるのですが、あまりいいイメージを持たれていないようです。授業中、ロマ人が話すスロバキアのアクセントがおかしいという話になった際に、面白おかしく真似をして周りの学生が笑うというシーンを目にしました。個人的には失礼だと思い、違和感を感じました。周りの日本人の学生もそう感じていたそうです。しかし、帰宅後にルームメイトにこの経験を伝えると、「別に失礼ではないと思う」という意見をもらいました。
これらの経験を通じて、良くも悪くも留学を経験できて良かったと感じています。異文化を肯定・否定するわけでなく、自分の考え方を広げるきっかけになったためです。自分が当たり前に感じていても、文化が異なれば当たり前ではなくなるため、相手を理解すようとする姿勢を養うことが出来たと感じています。
②8月は就活を継続しながら2か国、旅行しました。就活の状況に関しては先月とあまり変わっておらず、1週間に約3回、セミナーやオープンカンパニーなどに参加しています。その中で、ES(エントリーシート)の質がかなり高まってきたと感じています。スロバキアに来て半年が経過したため、この経験を私のキャリアにどう活かしたいのか、なぜその業界なのかなど、インターンの志望動機を具体的に伝えることが出来るようになったと感じています。実際に、書類選考に合格することが増えるようになったと思います。
また、キャリアサイトの就活相談やオファーサイトの個人面談でも、良い評価をして頂くこともあり、こちらもモチベーションの向上につながっています。後期セメスターが始まるとどうしても勉強に集中せざるを得ない状況になるため、昼夜逆転する日々が続きますが、夏休み中は少し無理をしてでも就活をメインに活動する予定です。
旅行に関しては、1人でチェコのブルノ・プラハに3泊4日、友人とハンガリーのブダペストに2泊3日訪れました。順に国の印象を述べたいと思います。最初にチェコは中央ヨーロッパの中でも治安の良さ、物価の安さ、訪れるべき観光地の多さ、ブルノからプラハまでの移動のしやすさなどを考慮して、非常に観光しやすい国であると感じました。かつてはスロバキアと同盟国であったため、物価や町並みが似ていると感じましたが、建築物がより壮大であったと感じました。また、チェコは初めて1人で海外旅行をした国でした。そのため、自分が訪れたい場所や何にならお金を費やしても気にならないのかなど、自分の価値観を重視することが出来たため、非常に有意義な時間を過ごすことが出来たと感じています。
(プラハとブルノの写真)
続いて、ハンガリーのブダペストは治安の良さ、物価の安さ、他の中央ヨーロッパとは異なる建築物の特徴などを考慮して、こちらも非常に観光しやすい国でした。特に他の中欧諸国と違って、建築物の対比が非常に魅力であると感じました。ヨーロッパのなじみある建築と、アメリカで見られるような現代風の建築物が街中で見ることが出来ます。また、市内は0時を過ぎてもにぎやかであるため、夜中でも安心して街を行動出来ました。
(ブダペストの写真)
まとめとして、2か国とも物価や治安など似ている点や異なる文化などを味わうことが出来たため、非常に良い経験になりました。