Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

RMIT大学
2025年 10月号 国際学部 N.I

①カルチャーショックについて

ショックとまではいきませんが、オーストラリアに来てから気づいた日本との違いについてお話していきます。

 

・メルボルンの天気について

メルボルンは「一日で四季を経験できる」とよく言われますが、想像以上に天候の変動が激しいです。特に春に入ってからは、天気が本当に気まぐれだと感じます。

例えば、雨が降り始めても15分も経たないうちに急に晴天になったりします。しかもそれが一日に何度も繰り返されるので、正直この天気には少しうんざりしますね(笑)
ただ、そのような天気のときは「晴れているのに雨が降る(=狐の嫁入り)」ことが多く、虹が見られる確率がとても高いです。メルボルンに来てから虹を見かける頻度がかなり増えました。これは嬉しい点ですね。
先日は、大きな二重の虹を見ました。今まで見た中で一番きれいで大きな虹でした。

また、メルボルンは風がとても強い日が多いです。CBD(中心街)は高層ビルが立ち並んでいるため、特に風の強さを感じます。ひどいときは本当に目が開けられず、前に進むのも大変なほどです。

 

・時間感覚の違いについて

こちらに来て驚いたのが、友人たちの時間感覚の違いです。
私の友人はヨーロッパ圏やオーストラリアの人が多いのですが、みんな平気で遅刻してきます(笑)。もちろん個人差はありますが、日本の「5分前行動」とは明らかに違います。

例えば「少し遅れる」という連絡をもらったとき、私は10分ほどの遅刻を想定しますが、平気で30分以上遅れてくることもあります(笑)

また、「あと15分で着く」と言われても、その時間通りに来ることはほとんどありません。今では「どうせ予定通りには来ないだろう」と思うようになりました(笑)

さらに驚いたのは、遅刻してもあまり謝らないことです。おそらく「映画やイベントなど時間が決まっている予定でなければ謝るほどのことではない」という感覚なのかもしれません。
想定外のことが多いですが、おかげで私の心はだいぶ広くなった気がします(笑)。

 

・感謝や謝罪について

こちらに来てから日本人は感謝と謝罪の言葉の使用頻度が高いことに気づきました。この点は他の国の人から指摘されて初めて自覚しました。

これはもちろん悪いことではないのですが、残念なことに見下されることにつながる可能性があるので要注意です。こちらに来てから堂々と自信をもって生活することの重要性を感じました。自信をもっていると相手も話しかけやすくなり、コミュニケーションもスムーズに取れるようになります。

 

・英語について

オーストラリアは多文化社会であり、さまざまな国籍の人がいます。みんなそれぞれ独特のアクセントを持っていますが、誰もそれを気にせず、自信をもって会話しています。

日本では「発音が悪い=英語が下手」という考え方がまだ根強く、アクセントに敏感すぎる傾向があると思います。そのため、スピーキング練習に積極的になれず、結果として英会話力が伸びにくいのかもしれません。

過去にアクセントが強い方の英語が聞き取れず聞き返したことがありました。その時に冗談だと思いますが「君の英語はまだまだだなあ(笑)」といわれました(笑)この時、なんて自信に満ち溢れているんだと驚きましたし、私もこのように自信をもって会話すればいいのかと感心しました。

ここ8か月オーストラリアで過ごしてきて恐れずにとにかく話してみることの大切さを学びました。誰だって最初は緊張しますが、一歩踏み出してみると意外とスムーズに進むことも多いです。一生懸命伝えようとする姿勢は相手に伝わりますし、「こういうことを言いたいの?」と助けてくれる人もたくさんいます。何もしなければ何も生まれません。失敗して間違えれば間違えるほど学びになります。私はこうやって自分の英会話力を磨いてきました。

 

 

②Mornington Peninsula

月に一度しか開催されないマーケットを目当てに友達とMornington Peninsulaに行ってきました。

そのマーケットはメルボルン中心地で開かれるものとは違い、とても広大な土地で開催されていて、家族連れが多く、ゆったりとした雰囲気の素敵なマーケットでした。

魅力的なお店が沢山あり、マーケットを何周もして様々なものを購入しました。

中身がわからないまま本の特徴だけが書かれてある「Blind date with a book」や、ジャスミングリーンティー、Strawberry Gun、Sunrise Lime、Wattleseed、Lemon Myrtleなどオーストラリア固有の植物やその香味を使ったクッキー、さらにKing Proteaという大きなお花も購入しました。

購入する際にたくさん試飲や試食をさせてくれたり、お店の方と楽しくお話しながらお買い物が出来たのでとても楽しかったです。

マーケットの後は、中心地に向かい、ウィンドウショッピングを楽しみました。駄菓子屋さんのような場所に行き、オーストラリアの子どもたちがみんな食べる人気のお菓子をたくさん教えてもらいました。中には本物のアリが入っているキャンディーもありとても驚きました(笑)

私は笛のキャンディーを購入しました。子供のころにこのようなお菓子があったらとてもテンションが上がっていただろうなと思うようなワクワクするお菓子がたくさんあって楽しかったです。

そのあといくつかのビーチにも行きました。海は透き通っていて本当に綺麗で、とても綺麗な夕日も見ることが出来ました。メルボルン中心地から比較的近いビーチも良いですが、こちらの方が透明度が高く、人も多すぎないので、ゆったりとした時間を過ごせました。

夜ご飯は地元の人がよく行くと友達に教えてもらったパブに行きました。「ビクトリアで1番美味しいParmaが食べれる」と聞いて注文したのですが、本当に今までで1番美味しいParmaでした。

帰宅後にホストマザーに「Morningtonにはとても美味しいアップルパイがあるのに!」と言われたので、次行く時はぜひリベンジしたいと思います!