Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

RMIT大学
2025年 9月号 国際学部 K.S.

①留学中の就職活動

私自身大学4年時にあたる年に留学が始まったので、他の同級生と比べて卒業を一年遅らせるという決断をしました。これは、オンラインを使っての本選考を導入していない企業や本格的な就職活動と海外大学での学習の並行の難しさ、留学経験を経て希望する職種や就職できる企業のレベルが変わると考えたからです。ゼミを除く卒業単位を3年生終了時に取得していたため、同級生より社会に出るのが1年遅くなることに迷いもありましたが、就職後はこのような長期にわたって海外大学で学ぶことや海外で生活することは企業を辞めるまで出来ないと考えたため、この決断をしました。こうした決断をするにあたって海外からオンラインを使ってできる就職活動は勉強と両立できる限り参加しようと決めていたので、海外での生活に慣れ始めた留学3ヶ月目の5月頃からインターンに参加し始めました。その後は、一般的な3回生が行う就職活動と同じように就職活動を行いました。夏や秋にオンラインインターンを受け付けている企業もいくつかあったのですが、対面でしか行わない企業やオンラインの枠が限られている企業が多くインターンの参加には苦戦しましたが、このレポートを書いている時点の9月末で3つほどのインターンに参加、企業説明会には15社ほど参加しました。

②留学と語学力

留学開始4ヶ月まで語学学校に通い、大学で授業を受けられるレベルまで語学力を高めれるように週5回、4時間の授業を受講していました。語学学校では先生が比較的簡潔な単語で授業を行ってくれていたおかげで語学学校開始後2ヶ月ほどでほとんど授業に出てくる単語は理解できるようになりました(それでも最後まで知らない単語が出てきて覚える作業を続けていました)。こうした授業を通してリスニング力の向上は身をもって感じられたことに対し、スピーキング力は自分の感覚ではこの4ヶ月特に変化がなかった気がしていました。しかし、留学開始当初から仲が良かった友達から「英語上手くなったね、最初会った時は正直言うと何言ってるかわからないことも多かった。」と言われて初めて自分のスピーキング力向上に気づきました。そのほかにも4ヶ月の語学学校を終えて友人と1週間旅行に行った際、飛行機のキャンセルなどのトラブル、現地のツアーへの参加など様々な英語を使う場面があったにも関わらず自然とコミュニケーションが取れるようになっていました。現在、大学の授業に現地の英語ネイティブと混ざって授業を受けている最中ですが、今思うことは当たり前ですが語学学校の授業とは課題や授業の内容のレベルが圧倒的に難しく、英語を話せる、理解できることは前提として進行していく授業に苦戦しながらもなんとか喰らい付いています。自分の英語力にまだまだ落胆することも多いですが、初めて大学の授業を受けた頃は全体の2割ほどしか理解できなかったことが2ヶ月後には7割ほど理解できるようになりました。これは言語力の問題だけでなく、授業の予習や自分に見合った学習方法を身につけたことも大きいと思います。まだまだ課題はたくさんありながらも英語力は確実に伸びていると感じます。