Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2012年3月号 文学部 Y.S

☆日本から持ってきたら良かったと思うもの☆

みなさんがご存じのとおりフィンランドは日本とは比べものにならないくらい寒いです。そのため、ヒートテックなど、薄手のインナー(カットソーもタイツも)などは手荷物でもかさばらず重宝します。私は渡航前うっかり買い忘れ、あまり持ってこず最終的に真冬直前に日本から送ってもらいました。スノージャケットやブーツなどはフィンランドの方が環境に適応したもので日本よりも安く買えますが、そういったハイテクインナーは日本の方が優れていると思います。なので、逆にジャケットやブーツなど大きな荷物になるものは、もし、現在持ってないのであれば焦って日本で買う必要はまったくありません。防寒の面で話を進めるならば、靴に入れるホッカイロもとても重宝します。私は偶然知り合いの先輩がフィンランド旅行のついでにそれを持ってきてくれ、真冬は靴のホッカイロなしでは外を出歩けないぐらいでした。いくら良いブーツや分厚い靴下を履いていても、大学までの道のりでつま先は冷え切ります。防寒さえしっかりしておけば日常の生活用品や食べ物などは何不自由なく手に入れることができます。もし自分が日本食を恋しくなると思うのであればインスタントの日持ちする食品をいくつか持ってくればいいとおもいます。(アジアンマーケットもありますが値段がとても高いので。)

☆現地の学生、友人について☆

私が住んでいる街はフィンランドの中でもとても小さな町ですが、様々な国から多くの留学生が住んでいます。様々なパーティが留学生を対象に開かれることもしばしばあり、また自分たち自身でも企画したりするので、そういった場に多く行けばいくほど留学生の友達はどんどん増えて行きます。留学生はヨーロッパ中から集まっているので本当に色んな国の人がいて、様々な言語に触れることが出来ます。そういった意味では言語学習が好きな人にとっては嬉しいかぎりだと思います。私はそういったパーティに多く行き、また自宅でもフードパーティなどを度々催し英語を使う機会を増やして行きました。フィンランド人の中には日本語を勉強している学生が多く、その繋がりで多くのフィンランド人とも交友を深めることが出来ました。フィンランド人の友人とは本当に話しやすく、よくフィンランド人と日本人は似ている、と言われることが実感出来ました。お互い初対面ではあまり話せないのですが、一度仲良くなるとどんどん会話も弾んでいきます。

 

☆trip to St Petersburg☆

私は3月の終わりからフェリーで隣国ロシアのサンクトペテルブルグという街に行ってきました。今回はstudents tripのようなかたちで今期の留学生の3分の1ほどが参加しました。通常、ロシアに入国する際には滞在許可の申請を事前に出さなければいけないのですが、この旅行で行くと入国時のパスポートコントロールだけで、visaの申請が必要ないため多くの生徒が参加しました。フェリーの中にはレストラン、パブ、クラブ、免税店などなんでも入っており、次の日のことなど気にせず楽しんでいました。また、デッキから海を眺めると、まだまだ氷混じりの海水上を進んでいるのを見ることができ、ビールを片手に長い間その場で海を見続けていました。ロシア到着後は基本的に観光バスでの移動がメインで、自分の申し込んだプログラムに応じてホテルで休憩をとったり、人によっては一日中観光していたりしました。観光は宮殿や教会などをメインで周りました。日本とも、フィンランドとも雰囲気やスケールが違い、予備知識などなくとも楽しめることができました。サンクトペテルブルグの街中は決してきれいとは言えませんが、歴史を感じる風景や、街の広場に立つ銅像などとても見ごたえのある場所でした。ロシアには2泊(フェリー2泊)したのですが、毎晩アフターパーティが用意されており人によっては、朝7時の朝食を食べてから睡眠をとっていました。ちなみに私は携帯の時差を直すのを忘れ目覚ましが1時間遅れでなり、見事に朝食のバイキングを逃し、危うくバスも逃すところでした。ロシアはとても近い国ですがvisaの関係で日本からもなかなか行きにくい国なので、この機会に行くことができて本当に良かったです。