今月は「環境」についてお話ししようと思います。
まずは寮についてです。ELTE大学が提携している寮はいくつかあり、それぞれ場所も離れており、システムも寮によって異なります。私が住んでいる寮は、中心部や大学のキャンパスからは少し遠く、バスや電車で約1時間ほどかかります。ですが、寮の周りは住宅街でとても静かで落ち着いた雰囲気があり、私はとても気に入っています。
部屋は2人部屋か3人部屋を選ぶことができ、それによって月々の寮費も異なります。キッチンはフロアごとにあり、とてもきれいに使われているので、ストレスなく使用できています。寮の目の前にはとても大きなショッピングモールがあり、必要なものは何でもそこで手に入ります。ちなみにアジアンスーパーもあるのでとても便利です。中心街にもたくさんのアジアンスーパーがありますが、ここよりも少しだけ価格が安いように感じます。
洗濯は1回につき200Ftかかり、毎回コインを用意しなければならないので、その点は少し面倒です。
次に大学の施設についてです。大学のキャンパスは町のあちこちに点在しているため、授業ごとに移動しなければなりません。そのため、授業を履修する際にはキャンパスの場所をしっかり確認しておかないと、授業に間に合わないこともあるので注意が必要です。
最後に街並みについてです。ハンガリーはどこを見ても歴史的な建造物が数多くあり、本当に美しい街です。そのため、私はバスで移動するときも常に外の景色を眺めて、目に焼き付けるようにしています。特に、夜の川沿いのライトアップは本当に綺麗で、何度見ても圧巻です。
今回のマンスリーレポートでは、ハンガリーで歯医者さんに行った話をしようと思います。
留学に行く際、必ず加入しなければならない保険がありますが、その保険は歯科治療には適用されません。そのため全額自己負担となってしまうので、私は留学前に日本で歯の治療をすべて終わらせてから出発しました。定期健診にも行き、親知らずも抜いて、万全の状態で来たつもりでした。
しかし、こちらに来て1か月ほど経ったある日、抜いた親知らずのあたりが痛み始めました。放置していれば治るだろうと思っていたのですが、翌日には悪化し、頬が大きく腫れてしまいました。痛みも強く、夜中に目が覚めるほどだったので、ハンガリーの歯医者さんについて調べてみました。すると、ブダペストに日本語の話せる歯科医の方がいることがわかり、すぐにメールで連絡を取って来院しました。
問診票も日本語で書くことができ、ハンガリーにいながら日本語が通じるという不思議な感覚でした。痛みや腫れもあったためとても不安でしたが、日本語で話せるというだけで大きな安心感がありました。日本語を話せるのは1人の歯科医の方だけでしたが、他のスタッフの方々もとても優しく対応してくださいました。
初日はレントゲンを撮って薬を塗ってもらい、痛み止めを処方されました。翌日も来てくださいと言われたので再び行き、同じように薬を塗ってもらいました。当初は2回の来院予定でしたが、週明けにもう一度来てほしいと言われました。ですが、その頃には痛みも腫れも治まっていたのでメールで相談したところ、3回目の通院は不要になりました。
治療費は全部で30,000Ftほどかかりましたが、1か月近く経った今も何の症状も出ていないので、行って本当によかったと思います。海外で病院に行くのはとても不安だと思いますが、皆さんも歯の治療は必ず日本でしっかり終わらせてから来ること、そして健康に気をつけて生活することをおすすめします。