Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

アリゾナ州立大学
2025年10月号 国際学部 A.M

①授業紹介

私は今学期は5授業14単位を履修しています。ASUでは1授業あたり75分×週2回、または50分×週3回の形式が一般的です。ここでは履修している授業から特に印象的な2つの授業を紹介します。

NLM320 : Professional Development
NPOマネジメント・リーダーシップについての授業です。NPO主催の海外スタディツアー参加やインターン経験があり、アメリカのボランティア文化に関心があったため選択しました。授業では近隣NPOのスタッフにZoomで話を聞いたり、教授が立ち上げに関わるNPOクラブのアイデアを出し合ったりします。特に面白かったのは、NPOにおけるAI活用や、リーダーに必要なソフトスキルについて議論したこと、そして授業の一環として実際にボランティア活動を行ったことです。
受講生3人+教授1人の超小規模クラスです。Downtown Phoenix Campusで開講されているため、Tempe CampusからASUの無料シャトルバスを利用して通学しています。

ENG384 : Gender & Sexuality Lit/Culture
受講理由は後述します。LGBTQ+をテーマにしたマンガや自書、映像作品などを扱い、分析や意見交換を行う授業です。リーディング予習前提で授業が進み、扱われる映像は英語または他言語+英語字幕なので、正直ついていくのが大変ですが、先生がとても優しく寄り添ってくださる方であるため取り組めています。
現在は個人インタビュープロジェクトを進めており、私は「FTM・トランスマスキュリンの青年期」をテーマに当事者2名へインタビューを行いまとめます。自分でインタビュイーを見つけて日程調整、インタビュー同意書・トランスクリプト作成等が必要で、英語で全てを行うことにとても緊張していますが、成長につながる良い経験になると確信しています。

 

私は4年生後期からの留学で、龍谷大学の卒業単位はほぼ取り終えているため単位交換は予定していません。そのため自分が学びたい授業を選んで履修できています。宿題は多い週は苦しんでいますが、内容は楽しいです。また、ASUでの授業に加えて龍谷大学「演習Ⅲ・Ⅳ」を遠隔で履修しています。交換留学中の遠隔履修については、必ず留学計画時から教務課等へ事前に確認してください。

 

シラバス文化について
ASUではシラバスを授業期間中も頻繁に確認する必要があります。毎授業の計画や予習内容、課題の評価基準が細かく記されており、見落としは自身の不利益につながりかねません。最初の数週間はとても戸惑いました。

 

教科書購入のポイント

シラバスに「必要」と書かれていても、授業開始後に本当に必要か確認してから購入することをお勧めします。私は渡米前に紙媒体のものを事前予約・購入しましたが、実際は学生にはEbookが人気で、また授業内でほとんど触れられなかったり、Canvas(龍谷でいうManaba)にアップロードされている場合が多く、ほとんどを返品しました。

 

 

② 10月ハイライト:Phoenix Pride Parade

留学中の目標のひとつだった「プライドパレードを観に行く」を達成しました。LGBTQ+に関心があり、留学前の半年間は日本で関連イベントのボランティアやNPOで長期インターンをしていました。会場へ向かうバスの中で偶然部活動のメンバーに会い、一緒にパレードを楽しめたことはとても思い出に残っています。これからの留学生活を通して、さらに学びを深めていきたいと思います。

 

↑プライドパレードではたくさんのレインボーグッズがもらえます。

↑アリゾナの夕焼けはとてもきれいです!写真では伝わりませんが、空の遠いところから紫、青、ピンク、オレンジ… 夕焼け×自生するサボテンのアリゾナらしい一枚です。