Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バルセロナ自治大学
2025年11月号 経営学部 K.U

Hola.かなり寒くなってきました。朝昼の寒暖差が大きく調節が難しいです。

日が沈むのも早くなり、太陽が出ている時間が貴重になってきました。

 

今回の授業紹介ですが、科目名はカタルーニャ語表記になっています。

大学でmanabaを使うように、こちらではCampus Virtual (略CV)というサイトで資料や連絡の確認をしています。

 

①授業紹介

Idioma Castellà per a Traductors i Intèrprets 1 (月:14:30~17:00)

留学生向けのスペイン語(Castellano)を学ぶ授業で、DELEの各レベルに応じた内容の授業を受けることができます。

 

A2・B1、B1・B2、B2・C1と3つのパートに分かれており、

各パート50分で、シームレスに切り替わります。途中入退出可能で自分のレベルに合うと思う時間に教室に入ります。

 

私は1つ目と2つ目のパートを受けています。

最初のパートは大学で習ってきたことの復習を、2つ目は事前に解いた課題の答え合わせをする時間に使っています。最後のパートは完全に応用でついていくことができませんでした。

 

体感として、1つ目のパートが第二言語として学ぶ授業、2つ目がセミナーで学ぶ内容のように感じます。

 

 

Idioma i traducció C5 – Text i context 1 (月:9:40~11:00・木:9:00~11:00)

日本語を学ぶ現地の生徒と受ける授業です。月曜日は文法について、木曜日は翻訳についてです。

 

月曜日は日本人の先生が日本語で授業をされます。

毎回の授業で「~のように、~を通じて」などの文法を5つずつ学びます。日本人は会話のサポートをします。その他にも、折り紙を折ったり、日本とスペインの習慣の違いについて考えたりしました。

 

木曜日は現地の先生が授業をされます。

前半は事前に翻訳した長文を発表し、正しいか、より適切な訳がないか考えます。後半は日によって違い、歌詞を翻訳したり、自動翻訳の文章に違和感がないか確かめたりしました。

 

この授業を受けて、私がスペイン語を学んでいるように日本語も文法を学ぶことができることを知りました。また日本人として歴史や伝統工芸品についてより詳しくなっておくべきだと感じました。

 

 

②日々の気づき

私は日常生活で日本とは違うと感じたことをその都度メモするようにしています。気づけばそれが30個ほどになってきました。今回はその中から2つ紹介します。

 

1つ目はよく使う電車から。

週末の車内は混雑しており、距離も長いため誰もが座りたい状態でした。そこへ老夫婦が乗ってきましたが、ドアから優先席までは離れていました。すると夫婦の近くにいた人が「座りたいですか」と尋ね、座れる席がないか探しました。近くに「どうぞ」とジェスチャーしている人が見え、その後はみんなで協力して通路を開けて座ってもらうことができました。

現地の方の助け合いや団結を感じ思わず拍手したくなりました。バスでも譲る光景をよく見かけますが、見ず知らずの人が恥ずかしがらずに協力し合う空気感がとても暖かいと思いました。

 

2つ目は横断歩道で車が止まってくれることです。

こちらでは信号のない横断歩道が多いですが、渡ろうと思ったときは必ずといっていいほど手前で止まってくれます。これは大学周辺に限らず街中でもです。

現地の方は渡る前にあまり左右を見ていない気がします。憶測ですが、必ず車が止まってくれるという信頼が強く、それに慣れているのではないでしょうか。

反対に日本では幼い頃から左右をしっかり見るように教わります。こちらではどのように教わるのか知りませんが、来てみて分かったことがあります。日本のように確認ばかりしていてはいつまでも渡れないのです。渡る気がないと思われ、かえってスルーされます。言い換えれば渡ることをアピールすれば必ず渡らせてくれるのですが。難しいですね。

 

バレンシア

キャンパス内。葉が落ち冬らしい景色になってきた