Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2025年11月号 国際学部 S.A

授業紹介

今月号では、私が履修している授業についてお話ししていこうと思います。履修している授業は全部で6つです。時間割をうまく組むことができたため、毎週水曜日と木曜日は全休になっています。ちなみに、私の所属している心理学部は授業が毎週同じ曜日に開講されますが、学部によっては毎週異なる曜日に授業が行われるところもあるそうです。

それでは、私の授業について詳しく紹介していきます。

まず月曜日は、PTSDやトラウマについての授業を取っています。この授業は1コマ4時間あるのですが、その代わり数週間に一度しかありません。トータルの授業時間は他の科目と同じです。三週連続で小テストがあり、全て記述式でした。内容を理解していても、回答の際には専門用語の英単語で書かなければならず、とても難しいと感じました。

月曜日のもう一つの授業は、GSで受けているオーラルのようなクラスです。最終目標はプレゼンをすることで、クラスメイトはアジア人が多めです。他に比べてクラスメイトと、コミュニケーションを取ることをメインに行っているクラスなので息抜きのような形で参加しています。

火曜日はEU法についての授業を履修しています。日本にいたときにEU諸国についての授業を受けて興味を持ち、今回履修しました。しかし、開講しているのが法学部ということもあり、EU法の基礎知識があるヨーロッパの法学部生向けの内容で、難易度はとても高いです。成績は、数週間に一度メールで送られてくる課題、授業に関するプレゼン、出席で評価されます。正直、難しすぎて履修したことを後悔しています。

もう一つ火曜日に取っているのはハンガリー語の授業です。この授業は人気があり、先着順で履修が決まります。私はルームメイトに教えてもらっていたので無事履修できましたが、実際すぐに定員オーバーになっていました。授業内容は基本的な会話文を学べます。難しいですが、せっかくハンガリーに来たので記念として履修してみました。

最後に、金曜日の授業についてです。1つ目はバドミントンです。スポーツ系のクラスは単位変換ができませんが、面白そうだったので履修しました。また、スポーツ系の授業は追加で6,000Ft支払う必要があります。ハンガリー語で開講されますが、数人留学生がいたので心強かったです。

もう一つは犯罪心理学の授業です。この分野に興味があり心理学部を選んだので、唯一「楽しい」と思えている授業です。とても人気があり、初回は大きな教室が満員になるほどの人数が受講していました。ですが、最近の授業では20人以上いなくなっているような印象です。成績はオンラインで行われる期末試験のみでつきます。

クラスメイトは、どの授業でもアジア人が私だけ、もしくは2〜3人しかおらず、心理学部にはアジア人が少ないという印象です。そのため、教授にも覚えてもらいやすいのかなと思いました。

 

ヨーロッパの気候について

今回は、ヨーロッパの気候についてお話ししようと思います。ハンガリーは10月中旬頃から、秋と冬の間のような気候でした。

11月中旬に両親がブダペストまで来てくれたのですが、よく覚えているのは、両親が日本に帰国した翌日から毎日霧がかかったような曇りが続き、空がずっとグレーになったことです。その日を境に、太陽がほとんど見られなくなってしまいました。ヨーロッパの冬の気候は知っていたつもりでしたが、実際は想像以上に曇りの日が多く、日光を浴びることがなくなってしまいました。ハンガリー人の友人によると、この天気は2月頃まで続くらしいです。

また、日の入りも極端に早く、夕方4時頃にはもう暗くなっています。日光不足による元気の低下を防ぐため、私は日本からビタミンDを持参しました。効果があるのかははっきり分かりませんが、毎日飲むようにしています。こちらでもサプリや薬は簡単に手に入るので、その点は心配いりません。

こちらに来て、日本の冬が晴れていることがどれほど素晴らしいかを実感しました。

来月まで、ビタミンDを摂取しながら病まない留学生活を送りたいと思います。