今回は、①授業紹介 ②11月ロンドン旅行記についてのレポートを書きます。
私はこの秋セメスターで5科目を履修しました。授業形態は、対面が3科目、オンラインが2科目です。また、これらとは別に「インディペンデント」と呼ばれる、授業ではなく完全に個人学習で進めるスタイルの科目もあります。しかし、私は他の学生との交流を大切にしたいと考えていたため、この形式の科目は履修しませんでした。一方で、インディペンデント科目は、自分の好きな時間・場所で取り組むことができるため、タイムマネジメントなどのスキルを鍛えられるという利点もあります。
今回は、履修した5科目の中でも特に印象に残っている2科目を紹介します。
1つ目は「Introduction to Sociology」です。日本語で言うと「社会学のすすめ」にあたる科目で、レベルはBasicでした。しかし、Basicとはいえ大学レベルであるため専門用語が多く、分からない単語も多かったことから復習が欠かせませんでした。この科目はオンライン授業でしたが、授業後に“reading group”があり、そのグループで内容を議論していたため、実質的には対面に近い学習体験でした。日本ではreading sessionに参加したことがなかったため最初は緊張しましたが、互いに意見を出し合いながら理解を深めることができ、とても新鮮で楽しい授業でした。
2つ目は「Societal Perspectives on Translation」です。この授業では、翻訳と社会との関わりについて学びます。対面形式で実施され、毎回グループディスカッションがあります。ゲスト講演もあり実際に現場での翻訳経験がある方の話を聞くことができ、とても貴重な時間でした。また、受講生はさまざまな国から来ており、多様な視点に触れられるため、毎回大きな刺激を受けています。
11月に、初めての国外旅行としてイギリスの首都ロンドンへ行ってきました。アイルランドに留学中の日本の友人とロンドンで待ち合わせ、2人で二泊三日の旅行を楽しみました。
まず、ヘルシンキ・ヴァンター国際空港からロンドン・ヒースロー空港へ向かい、そこから地下鉄でロンドン中心部へ移動しました。ロンドンには複数の空港がありますが、その中でもヒースロー空港は中心部から少し離れているため、他の空港より比較的料金が安めです。地下鉄なら約50分、ヒースロー・エクスプレスなら約15分で移動できるので、節約をしたい留学生には特におすすめです。
今回は「有名な観光地を一日で巡る」というプランで、ビッグ・ベン、ロンドン・アイ、ロンドン塔、ナショナル・ギャラリー、キングス・クロス駅、そしてミュージカル鑑賞をまわることができました。ロンドンは観光地が中心部にまとまっているため、一日でもとても満足度の高い観光ができます。
中でも一番おすすめしたいのはミュージカル鑑賞です。ロンドンには多くのミュージカルシアターがあり、今回は「レ・ミゼラブル」を観ました。私は最も価格が低い席(約50ポンド・2025年11月時点)で三階席でしたが、想像していたよりも舞台全体がよく見え、キャストの迫力あるパフォーマンスや観客の一体感に圧倒されました。3時間の長丁場でしたが、没入感がありあっという間でした。
また、この時期のロンドン市内はイルミネーションがとても美しく、街を歩くだけでも十分楽しめます。ただし、夜の街中は観光客で非常に混雑しており、スリなどの被害に遭う可能性もあるため、十分に注意する必要がありました。
フィンランドとはまた違った魅力を持つロンドンを存分に堪能できた旅行でした。とてもおすすめなので、ぜひ訪れてみてください。

「Introduction to Sociology」の復習

夜のビックベンとロンドンバス

レ・ミゼラブルが上演されているソンドハイム劇場