Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東フィンランド大学
2025年11月 農学部 M.K

今回は授業と、学食の魅力について書こうと思います。

 

①授業について


 東フィンランド大学の秋セメ(9月~12月)で、私が履修した授業は全部で6個です。この大学では、自分の専攻じゃなくても比較的幅広い分野の授業を履修できます。龍大の農学部では留学先の授業の単位が換算されにくいため、こちらでの私の専攻はHumanityでありながら、マーケティングやフィンランド教育、気になっていた森林学など様々な授業を履修しました。受講した授業はどれも内容が濃く充実していました。中でも印象深かったものを紹介します。

Intercultural Communication Competence (異文化コミュニケーション能力)

 この授業は完全オンラインで、留学生同士のグループワークや課題を通じて、異文化の環境で相手の文化的背景を知り、コミュニケーションを取ることの重要性を学びました。一日の流れを紹介する動画を作ってグループ内で共有したり、異文化間の職場でのコミュニケーションにおける文脈依存性について、ペアの方と議論して自分たちの声を使った一本のアニメーション動画を作ったりしました。異文化間で行うクリエイティブな課題に新鮮さを感じ、個人的にとても楽しかったです。

Forest ecology and management(森林生態学と管理)

 この授業では、フィンランドの森林の種類、持続可能な管理方法、北方林の肥沃度、生物多様性などを、講義やフィールドワークを通じて学び、対面でもオンラインでも受けることが可能でした。この授業は学部生(degree student)も結構いて、内容はとても濃く専門的な要素もある興味深い授業でした。また、授業で訪れたKoli National Parkでは、実際にフィンランドの森林を教授の解説とともに観察しました。丁度紅葉の季節だったので木々が深く色づき、日本とはまた違った美しさがありました。

Suomi 1A(フィンランド語)

 この授業は自己学習型かzoom型か選ぶことができ、私は自分で進められないなと思ったのでzoomで受講し、発音、文法構造、会話表現などを学習しました。自分自身フィンランド語を始めて学んだのですが、先生がとても丁寧に教えてくださるおかげで楽しく覚えることができ、なによりフィンランドの友達とわずかですがフィンランド語で会話できることが嬉しく、この授業を受講してよかったなと感じています。

 

 

②学食のおかげで食には困りません


 ヨエンスーにきてから今まで、食文化の違いで苦労したことはほとんどありません。その理由の一つは、学食の美味しさのおかげだと確信しています。東フィンランド大学の食堂はバイキング方式で、私のよく利用する、図書館と併設しているCareliaという食堂は、まずサラダ→次に飲み物を水・牛乳・ベリーのジュースから選び→最後にメインをvegitarian soup、vegitarian dish、meat dishの中から一つ選び、好きなだけよそってお支払いという流れです。私はいつもvegitarian dishを選んでいます。レジの後パンを取りに行くのですが、パンは自分で切って好きなだけ食べられます。パンはいつも三種類くらい置いてあり、時々パンプキンのしっとりしたパンに出会えます。どれも美味しいですが、個人的にこのパンが大好きです。

 また、ベジタリアンと聞くと野菜中心で健康そうなものをイメージしていましたが、ボロネーゼとパスタ、ラザニア、大豆ミートのカレー、豆腐などが入ったコチュジャン風味のルーとご飯、などベジタリアンぽさがいい意味で無く、バリエーションが豊富でどれも非常に美味しいです。そして最も好きなポイントは、学生はこのメニューが1.87€(約338円)で食べられることです。毎日メニューが変わる学食をモチベにこれからも頑張ります。

 

 

学生団体(ISYY)が主催するクリスマスパーティーで作ったジンジャーブレッド

 

綺麗な雪景色

 

お気に入りのパンに出会えた日の学食