Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

エトヴェシュ・ロラーンド大学
2025年11月号 政策学部 S.T

 

1,授業について

 

前回授業についてマーケティングの授業については軽く触れてしまったので今回は「Investment and Financing」の授業について書こうと思います。本講義では、投資や金融の基礎概念を学ぶ中で、実例として日本の通貨や株価が頻繁に取り上げられます。ハンガリーにいながら、客観的な視点で日本の株価動向や為替相場の仕組みについて学ぶことは非常に興味深い体験です。日本では連日「経済の停滞」などが報道されていますが、本授業でのハンガリー経済や世界市場との比較を通じ、日本市場が世界の中でどのような立ち位置にあるのか、その基礎的なメカニズムや動向を改めて整理することができました。自国の経済を「外」からの視点で学ぶことで、これまでとは違った角度から日本経済への理解を深めることができています。

2, ハンガリーの厳しい冬と、生活リズムの再構築について

自由テーマとして、今回はハンガリー特有の気候が心身に与える影響と、私が実践した克服法について報告します。 ハンガリーの冬は、想像以上に過酷なものでした。単に気温が低いだけでなく、日照時間が短いうえに、晴れる日がほとんどありません。連日続く曇天と暗さは、体内時計や自律神経に大きな影響を与え、私は一時的にいわゆる「冬季うつ」に近い症状に陥りました。

「うつ」と言っても、精神的に深く落ち込んだり悲観的になったりするわけではありませんでした。私の場合は、身体的な生活リズムの崩壊として症状が現れました。夜になっても全く眠気が訪れず、朝方になって気絶するように眠りにつき、夕方に目を覚ますという完全な「昼夜逆転」生活となってしまったのです。 その結果、何をするにもやる気が起きず、一日中ベッドから起き上がれない日が何度かありました。身体は動かないのに、頭では「何かしなければ」と焦りだけが募る悪循環に陥っていました。

このままではいけないと一念発起し、私は生活習慣の徹底的な改善に取り組みました。現在は完全に回復しています。 まず食事面では、不足しがちな栄養素の補給を徹底しました。日照不足を補うためにマルチビタミンのサプリメントを毎日摂取すると同時に、生活リズムを整える効果(セロトニンの生成など)があるとされるバナナを意識して毎日食べるようにしました。 また、行動面では起きたらまず外に出て、日光が出ていなくても散歩することを習慣化しました。さらに筋トレを取り入れることで、日中に適度な疲労感を体に与え、夜に自然な眠気が来るよう調整を行いました。

身体的な改善に加え、精神的な負担を減らすための工夫も行いました。無気力の原因となっていたストレスを解消するため、義務感で感じていた「やらなければならないこと」を一時的にすべて放棄するという荒療治を行いました。 その代わり、自分の心が動く「楽しいこと」だけに時間を費やすようにしました。日常に楽しみを見出し、それを原動力とすることで、失われていた「行動する動機」を少しずつ取り戻すことができました。

この経験を通じ、留学生活においては勉強だけでなく、現地の環境に適応するための自身のメンタル・フィジカル管理がいかに重要かを身をもって学びました。