Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

セントラル・ランカシャー大学
2026年1月号 経営学部 A.U

1.日本から持ってきてよかった物

イギリスでの留学生活も中盤に差し掛かり、こちらの生活様式に順応してきた一方で、「やはり日本から持ってきて正解だった」と痛感する物がいくつかあります。特に1月は、休暇中の旅行や本格化した就職活動など、活動の幅が広がったことで、改めてその重要性を再認識する機会となりました。ここでは、私の留学生活を支えている3つのアイテムを紹介します。

一つ目は、「就職活動用のスーツ一式と身だしなみ用品」です。 現在、私は留学中ではありますが、日本の企業の採用選考にオンラインで参加しています。渡航前は「荷物になるので現地で調達すれば良いか」と迷いましたが、結果として日本から自分の体型に合ったスーツと、使い慣れた整髪料やメイク道具を持参したのは最良の判断でした。

二つ目は、「高機能な防寒具(ヒートテック等の発熱インナーと使い捨てカイロ)」です。 プレストンの冬は風が強く、体感温度が非常に低い日が続きますが、それ以上にこれらが役立ったのは、1月の休暇で訪れたアイスランド旅行でした。氷点下の極寒の中、オーロラを観測するために長時間屋外で待機する際、日本の発熱インナーの重ね着と、足元や腰に貼ったカイロがなければ、寒さに耐えきれず絶景を見逃していたかもしれません。こちらの防寒具も優秀ですが、「薄くて暖かく、動きやすい」という機能性において、日本の製品は群を抜いています。

三つ目は、「日本食と調味料(フリーズドライの味噌汁や出汁)」です。 現在、私は健康管理と体力向上のためにダイエットと自炊を心がけていますが、現地の食材だけで低カロリーかつ満足感のある食事を作るのは工夫が必要です。そんな時、日本の出汁や味噌汁があるだけで、野菜中心の質素な食事でも精神的な満足度が格段に上がります。疲れた時や体調が優れない時、慣れ親しんだ味は一番の薬になります。「食」は生活の基本であり、メンタルヘルスを保つ上でも、これらは単なる食料以上の価値を発揮しています。

2、就職活動との両立

今月の自由テーマとして、留学生活と並行して本格化させた「就職活動」について報告します。多くの留学生が直面する課題ですが、物理的に日本から離れている場所でキャリアについて考える時間は、想像以上に孤独で、かつ自分自身と深く向き合う機会となっています。

特に1月は、複数の企業の選考や面接が重なり、学業との両立に追われる日々でした。一番の障壁はやはり「時差」です。日本時間の午前中に行われる面接は、イギリスでは深夜や早朝にあたります。ルームメイトが寝静まる中、一人デスクライトをつけ、スーツに着替えてパソコンに向かう瞬間は、独特の緊張感があります。画面の向こうの面接官と対話していると、自分が今どこにいるのか一瞬わからなくなるような不思議な感覚に陥ります。

しかし、この環境は決してデメリットだけではありません。日本から物理的に距離を置いているからこそ、客観的な視点で日本の社会や企業を見つめることができています。「なぜ自分は日本で働きたいのか」「留学経験をどう活かしたいのか」という問いに対し、周囲の雑音に惑わされず、純粋な自分の意思で答えを探すことができています。

また、オンライン面接の合間に、ふと寮の窓からプレストンの街並みを見ると、張り詰めた気持ちがスッと解けるのを感じます。プレストンという穏やかな環境があるからこそ、焦りすぎずに就職活動に取り組めているのだと思います。 「留学」と「就活」。一見相反する二つの活動ですが、このプレストンでの両立経験は、タイムマネジメント能力や精神的なタフさを養う、またとない成長の機会になっています。残りの期間も、どちらも妥協することなく、自分の納得のいく道を切り拓いていきたいです。