オリエンテーションについて
Linnaeus大学では8月29日と30日に留学生を対象にしたオリエンテーションがありました。Linnaeus大学は留学生の数が毎年多いため、2日に分けて行われます。私は28日に出発しヴェクショーに29日到着予定だったのですが、大韓航空だったため、その日、台風がインチョン空港に直撃した結果、キャンセルとなり、29日に出発することになりました。それでもオリエンテーションは2日間あるため、30日に出席することができました。オリエンテーションでは、まず授業の紹介と授業のドロップ・追加の方法についての説明がありました。授業については、システムについて詳しく聞くことができました。例えば、Linnaeus大学は、1教科7.5クレジット、8クレジット、15クレジットなどと龍谷大学の単位のシステムとは異なります。また授業の期間ですが1セメスター通しての授業は少なく、1ヶ月半集中して授業が行われます。そのためフルタイムの授業は朝9時から16時までという日が普通です。さまざまな授業の形態があるので全てがそうではないですが、龍谷大学での授業とは大きく異なっています。また、クラブ活動・サークルの紹介、ヴェクショーでの生活についての説明、Friend Family・VIS(イベントを企画してくれる団体)などの紹介がありました。ヴェクショーでの生活とは、喫煙・飲酒のルール、警察・消防の連絡先、自転車のルールなどです。日本とほぼ同じルールでしたが自転車の取り締まりは厳しく、夜にライトを前後つけていないと罰金が科せられる可能性があるとのことでした。
環境について
大学、街並みについて:Linnaeus大学はスウェーデン南部に位置する自然に囲まれた美しい地区にあります。またLinnaeus大学は広大で、大学のシンボルである城や牧場があるほどです。大学内にはそのほかに、寮、駐車場、ピザ屋、美容院、電気屋、コンビニなどがあります。また、大学の近くにスーパーが2軒、大学の近くにあるので生活に困ることはないです。そして大学から一歩外へ足を踏み出すと、すぐ隣には湖があり、龍谷大学での生活では考えられないような世界が目の前に広がっています。私は到着してすぐ自転車を購入したので、毎日のように散歩をしています。湖の周りには休憩するためのベンチがあったり噴水があったりと楽しく、自転車で1周20分ほどで回ることができます。そしてバスか自転車で15分ほどの距離にヴェクショーのダウンタウンがあります。ここで服や食器などを買うことができます。ダウンタウンは高石畳の道やヨーロッパらしい家々が連なっていてとても優雅です。また、物価は果物や野菜などが安いというくらいで、服や食器などは日本とほぼ一緒です。
気候について:ほとんどが雨かくもりです。朝晴れることはあっても午後に雨やくもりに変わります。また気温は9月ですが日中13℃位と肌寒く、コートをすでに身にまとっています。冬にはマイナス20℃以下になることがあるとのことなのでホッカイロなど日本から持参できるものは持参した方が良いと思います。
寮について:Linnaeus大学の寮はいくつも種類があります。私が住んでいる寮はPGと呼ばれる寮で、キッチンが共同で1フロアー13人の学生が暮らしています。部屋は10畳ほどの広さで、机とベッドと本棚が備え付けられていますが、無線ランは通っていないのでルーターを買いました。他の寮も無線ランは装備されていないため、ルーターを日本から持ってくるかスウェーデンで買わなければなりません。しかし大学内に電気屋があるので簡単に手に入れることができました。Liyanという、同じようにキッチンが共同の寮があるのですが、この寮はPGより部屋が広く、またキッチンの隣にベランダがあります。そのほかに2人1部屋の寮や全て1人部屋の寮、また、ダウンタウンにある寮もあります。
Friend Familyについて: Linnaeus大学にはFriend Familyという、大学側がヴェクショーに住む一般の方と私たち留学生をマッチングしてくれるプロジェクトがあります。これによって私たちはスウェーデンの生活や文化をより身近に感じることができます。このプロジェクトに参加される一般の方は、家族、シングルマザーや独身などさまざまです。私は5人家族の方と出会うことができ、一緒に食事をしたり、子どもと遊んだり、誕生日会に誘ってもらったりと、とても楽しくこのプロジェクトを利用しています。また、3人の子どもうちの1人の少年と仲良くなったのですが、15歳にも関わらず英語が堪能で驚きました。悔しくもあり、今後自分の英語力をあげていく良いモチベーションになりました。また、スウェーデンの男女平等がいかに達成されているか、垣間見ることもできました。私のFriend Familyは、お母さんは仕事をし、同時にLinnaeus大学の生徒として通っています。お父さんは仕事をし、同時に家事をしています。そのため、初めて家へ訪れた時、お父さんが掃除をしていました。そしてケーキを作ってくれていました。私はこのような男女平等の社会制度に興味を持っているので、実際に制度を受けている人からのお話は直接肌で感じることができ、非常に良い経験ができています。