Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リネウス大学
2012年9月号 経済学部 K.S

オリエンテーションについて

リネウス大学には留学生ピックアップサービスがあり事前に予約しておけばべクショー駅から大学の寮まで車で送ってもらえます。重い荷物を引き下げてやってきた留学生には非常にありがたいサービスで実際とても助かりました。僕たちは飛行機の欠航や遅延で到着予定が何度か変更しましたが、大学側はその都度しっかり対応してくれたのでよかったです。オリエンテーションは留学生の数が多いこともあり、2グループに分けられ2日間行われました。留学生でビッシリと詰まった半円状の日本にはないような立体的な教室でオリエンテーションは行われ、この時にやっと留学に来たのだなと実感しました。内容はスウェーデンの国の説明から始まり、授業のこと、住居のこと、病気になった時のこととか、警察の方に実際に来ていただいて飲酒、交通ルールなどいろいろ説明を聞きました。昼休憩を挟み、午後からはVIS(Vӓxjӧ International Students)という学生団体によるイベントや旅行計画について説明を受けました。VISは年会費を払わなければ、いろいろなイベントや旅行に参加できません。しかし、年会費も高くありませんし確実に安く旅行に行けたりするので入会することをお勧めします。僕はVISのイベントに積極的に参加していこうと思います。他にもいろいろな学生団体やサークルの説明も聞きましたが、正直朝9時からずっと説明を聞いているので後半のことは疲れてあんまり頭に入ってこなかったです。この日は大変疲れました。

 

環境について

Teleborgs slott大学:敷地はとても広くキャンパス内にお城や厩舎があります。なぜキャンパス内で馬を飼っているのかなと疑問に思って聞いてみたら、ただスウェーデン人はみんな馬が好きだからというだけの理由でした。校舎は土地が広いため平屋か2階建ての建物しかありません。図書館は日本と違って全面ガラス張りでとても開放的でスタイリッシュです。窓際では外の景色を楽しみながら読書ができるのでとてもいい空間です。

住居:キャンパス内外にいくつもの寮が存在し、僕はキャンパス内にあるLyanというところに住んでいます。部屋は五角形をしていて広くトイレとシャワーも付いていて快適です。1フロア8人でキッチンとリビングルームを共有しています。Lyanは週末になるとよくパーティが開かれていて夜は賑やかですが、パーティに参加しない住民には迷惑でしかないでしょう。

天候:スウェーデンはホントに曇りの日が多く、また雨もすごく多いです。快晴の日はほとんどの学生が外に出てきて芝生の上でランチ、読書やスポーツしたりと太陽を存分に楽しんでいます。日本にいては晴れの日は当たり前だけれども、スウェーデンに来てどれだけ晴れの日がありがたいか痛感しました。

 

日本との違い

Downtown on Sundayスウェーデンでは平日でも18時なるとほとんどの店が店を閉じてしまいます。日曜日にダウンタウンに買い物に行っても店は開いておらず人も見ることもなく閑散としています。日本では日曜日なんて店からすると稼ぎ時ですが、こっちでは店はどこもしまっています。逆に働く人の立場で考えるとスウェーデンはしっかり週末休むことができ、自分に費やせる時間が確保できる点で良いと思います。お酒ですが、日本ではスーパーやコンビニで簡単にいろんな酒を購入することができますが、こちらではアルコール度数が高い酒は酒屋でしか買えません。スーパーでは2.8や3.5%のビールしか売っていません。アルコールはアルコールで同じなのにアルコール度数によって販売する場所を制限しているのは不思議に思いました。こちらの交通マナーは大変良いです。横断歩道付近を歩いていると必ず車は一時停止し、道を譲ってくれます。また、自転車専用道路もあり自転車への交通設備も整っています。とても快適で多くの自然に触れながらサイクリングすることができるのでサイクリングが趣味になりました。今後もどんどん日本との違いを発見していきたいです。