Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2012年10月号 国際文化学部 E.S

・この1年を振り返って

私が韓国に留学してから8ヶ月が経ちました。最初の3ヶ月ぐらいまでは、毎日新しいことばかりで慣れない生活が続いたため時の流れがとても遅く感じましたが、その後は勉強が忙しくなり毎日充実した生活を送り、時間がとても速く過ぎたように感じます。   私は1回生のころ大学でのコリア語の授業を受けて勉強しただけだったので、留学に来た当初はほとんど話したり聞いたりすることができませんでした。ですが、実際に韓国で暮らしてみると、日常的にコリア語を使うためスピーキングとリスニングの実力がかなり向上したことを実感しています。今では伝えたいことも自由に話せるようになり、友達とも楽しく会話ができる程度まで成長しました。  しかし、 これまでの生活を振り返ると、やはり苦労がとても多かったように思います。特に風邪をひいたときは、症状が重くとても辛い思いをしました。ですが、そのような苦労がありながらも、楽しく貴重な経験をたくさんすることができました。この1年は、生涯忘れられない思い出になると思います。残りの留学生活はあと3ヶ月になりましたが、悔いがないよう精一杯楽しみたいと思います。

 

・帰国後どう留学経験を活かす予定なのか

この留学では、韓国の文化を細部まで身をもって体験することができました。特に、釜山という地域独特の食文化や言語など、あらゆる面での発見がたくさんありました。帰国したら、コリア語のゼミに入る予定です。ゼミでは、留学で得たこれらの知識や情報を皆で共有しながら有意義な学習を進めたいです。4回生での卒業論文も、実際に体験したことを参考にしつつ作成できればと思います。   こちらで韓国人の友人がたくさんできたので、帰ってからも連絡を取り合い、実際に留学をしても十分に解決できなかった疑問やもっと知りたい内容など、これからも意見の交換をしていきたいと思います。   この1年で、毎日韓国語を聞き、話すことで身についた実力を維持するため、龍谷大学で開かれる国際交流プログラムに積極的に参加したいと思います。また、私が東亜大学で韓国人学生にたくさん手助けしてもらったように、龍谷大学に留学に来ている韓国人留学生たちと仲良くなって生活を助けてあげたいと思います。   さらに、この留学を来年からの就職活動にも活かしたいと思います。韓国で働いている日本人の方にお話を聞く機会があったのですが、留学経験は様々な方面で役に立つということを知りました。日本に帰って韓国語能力試験の資格を取るなど努力し、将来は韓国に関わる仕事に就きたいと思います。

 

・伝えたいこと

私は去年交換留学の試験を受けるとき、ソウルの大学を希望していました。第二志望の釜山に決まったとき少し躊躇しましたが、今では釜山に来て本当に良かったと思います。   釜山は海が近いため夏は涼しく、冬はソウルに比べて寒くはありません。また、釜山でしか食べられない料理もたくさんあり、とてもおいしいです。   東亜大学の語学堂では、クラスが少人数制のため、クラスメートや先生とより仲良くなれます。ソウルの大学ではクラスの人数が多いためあまり親密な関係が持てないと聞いたので、これは留学生の少ない釜山の特権だと思います。   韓国に留学する人の中には、韓国の芸能が好きだからという理由の人が多いと思います。芸能人はソウルでしか見れないと思われがちですが、実際釜山にもよく訪れるので見る機会があります。釜山では10月に国際映画祭や花火大会が開かれるのですが、それには毎年有名な俳優や歌手が多く訪れます。私は今年見に行ったのですが、好きな歌手を近くで見ることができてとても感動しました。ライブを無料で見に行くこともでき、いろいろ楽しい経験をすることができました。   ですので、韓国に留学を考えている方には、ソウルだけではなく釜山も選択肢に加えてほしいと思います。交通は便利ですし、治安もいいので暮らすのにはとても良い場所です。長期留学をするには、ぜひ釜山をお勧めします。