Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東亞大学校
2010年9月号 国際文化学部 K.M

☆授業紹介②

後期は、語学堂の授業と日本語の授業を1つ取っています。語学堂は高級班に入ることが出来ました!クラスメートは日本、中国、台湾、ロシア、モンゴル、キルギスタンと多様な国籍だし、さらに人数が8人と少ない為に話す機会が多くなり楽しいです。

中級の時のように文法を習ったりする“韓国語の授業”というより、今まで習った韓国語を使って韓国の文化に対して勉強したり、先生が話題を提供して皆で討論したり、また韓国人に自分が気になることに対してインタビューをしてきて発表もしました。“韓国人男性はスキンシップが多いけど好きな人にだけする態度”など皆様々で面白かったです。討論は“独身者の養子縁組”に対して賛成と反対側に分かれ前もって自分達で調べておいて1時間程討論しましたが、これがとても面白かったです。

教科書の文法は中級までの文法がほとんどなので理解出来るのですが、単語は初めてのものばかりで毎日予・復習に追われます。リスニングも“韓国の結婚式の順序”だったり驚く程長くなりました。毎回授業終わりに頭がパンクしそうですが、人数が少ないため質問もしやすくて良い環境だと思います。今回担当の2人の先生が本当に面白くて、恵まれた環境だと思うので最後まで頑張って付いていきたいです!

日本語の授業は日本語学科の友達と一緒に取ったのですが、JLPTの参考書を使い日本語を韓国語に訳していく授業です。韓国式表現を知れるので勉強になります。そして皆、日本語に興味があるので友達になれやすいです。

☆治安、危険を感じたことは特にありません。安全に過ごせています。

☆추석(チュソク)

韓国では9月21日~23日の3日間、チュソクのため学校が休みでした。私は今回、友達の両親の実家がある江原道に一緒に連れて行ってもらい実際に体験してきました。釜山から江原道までは車で片道4時間半かかります。

チュソクとは日本でいうお盆のことで、父の実家に久しく会っていなかった親戚達が集まり、3日間の間に祭祀をし、美味しいものを食べて飲んで、その間交わせなかったたくさんの話をして、花札(お金をかけながらするので皆本気)をして夜を明かすものだと分かりました!

祭祀の時に使われる料理はチュソクの前日からお嫁さん達が準備をするのですが、料理が約30種類もあり驚きました。韓国では祭祀を大切にしていて一から十まできちんと行うのでお嫁さん達はその時毎に準備をしなければいけないので、忙しいから憂鬱だと言っていました。祭祀の時には家の男と未婚女性全員が並んで韓国の深いお辞儀をしたり、山所(サンソ)に行ったり、日本と違う部分が多くて興味深かったし実際に肌で体験し面白かったです!ちなみに“山所”はお墓のことなのですが、日本のような石のお墓ではなく古墳の小さいバージョンです。3日間たくさんの事を学びました!

私が3日間で一番驚いたことは「韓国人は食べる!食べる!食べる!!!」ということです。朝から晩まで休む暇なくご飯や果物の他にもたくさんの間食が出続けます。私はもちろん途中でギブアップしたのですが、皆はずっと食べていました。韓国人の胃袋の大きさは信じられない程大きいようです。

今回、見ず知らずの親戚達の中に入っていくので不安もあったのですが、皆で雑魚寝をしたり夜中まで花札をしたり輪の中に入れてくれ嬉しかったです。連れて行ってくれた友達家族、親戚の方々に本当に感謝しています。お世話になりました!