Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

大連外国語大学
2010年10月号 国際文化学部 K.O

この一年を振り返って(留学前と今を比較して変わったところ等)

 この留学生活を振り返ると、もう7カ月も経ったのかと思います。時間が過ぎるのは本当に早く、留学生活もあっという間に終わってしまいます。

 中国に来たばかりの頃、ほとんど喋れず、中国人が話していることがほとんど聞き取れませんでした。日本で勉強してきたことが活かすことができず、今まで何を勉強してきたのかと思うこともありました。自分の言いたいことも言えず、もどかしいと思うこともたびたびありました。

中国人は自分の思っていることを正直に言う人が多いです。なので、中国に来たばかりのころは、はっきり言われて、傷ついたこともありました。どうしてそんなにはっきり言うのかと疑問に思うこともありました。しかし、今では、それが中国人の習慣であり、気質だということを理解しているので、疑問に思うことはありません。

 現在では、まだまだ聞き取れないことや、わからないこともたくさんありますが、来た時に比べると、語学力が向上しているのかなと思います。また、一人で買い物や遊びに行ったりすることで、自信にもなります。語学力だけでなく、外国の人たちと生活を共にすることで、その国の考え方や、文化などいろいろなことを理解できるようになったと思います。

ここでの生活では、初めて経験することもたくさんあり、戸惑ったり、いろんな発見をして感動したり、充実した日々を過ごすことができました。日本にいた頃より、積極的に行動することができるようになったと感じています。

 

帰国後どう留学経験を生かす予定なのか(帰国後の予定)

① 中国語学習の継続

帰国後は、大学の中国人留学生や、身近にいる中国人の人たちと定期的と会って、せっかく学んだ中国語を忘れないように会話をしたいと思います。また、今より中国語のレベルを向上させるためにも、意識して中国語を使う機会を作りたいと思います。

 日本でもHSKが受けられるので、HSKや中国語検定の勉強も継続して勉強していきたいと思います。

② 留学経験の提供

私は留学に行きたいとは思っていましたが、その思いが漠然としていて、具体的にどうすればいいのかわかりませんでした。そこで、留学経験のある方に、留学についていろいろと相談に乗ってもらったり、本やネットなどから、情報収集をしました。情報収集するうちに、具体的に留学という思いや、イメージを固めることができました。なので、私もこれから留学したいと考えている方がいれば、この留学経験を少しでも役立ててもらえるように、質問や相談に乗りたいと思っています。

③ 就職活動

今、すでに就職活動が始まっているので、留学で得たことや、経験したことについて、しっかり言えるように、自分の意見をまとめておきます。就職活動はなかなか内定がもらえず、落ち込んだり、自信をなくしたりすると聞きます。そんな時、この留学生活の中で経験した喜びや苦しみを励みに、頑張っていきたいと思います。

自由テーマ(残りの留学生活、今の中国について)

① 残りの留学生活

中国に来たばかりの頃は、10カ月は長いなと思っていましたが、その長いと思っていた留学生活も、残り後二カ月ほどになりました。今では、短いなと感じています。ここにいれるものなら、もっと長くいたいと思います。ここでできたたくさんの友達とも、留学が終わると、そう簡単には会えなくなると思います。それを考えると、とても寂しくなります。

 残された留学生活が短くなればなるほど、漠然とした不安に襲われたり、後悔することもあります。もっと有意義に時間を使えばよかったと思うこともありますが、残りの時間を大切に、悔いの残らないようにしていきたいと思っています。

② 今の中国について

今、尖閣諸島の問題に対して、反日デモが強まっているとの情報が、日本のマスメディアを通して流れているようです。知り合いなどから、無事を確認する連絡があったりします。日本のマスメディアが、どのように報道しているのか詳しくはわかりませんが、私は特に危険な目に合ったことはありません。

 しかし、実際には友達が旅行中に、日本人だということを理由にレストランから追い出されたと聞きました。なので、絶対に安全だと保障はできませんが、そのようなことは滅多にありません。

 

これから中国に留学しようと考えている方には、あまり気にしすぎず、留学生活を楽しんでほしいと思います。