・オリエンテーションについて
モスクワ大学にはオリエンテーションのたぐいは存在しません。ですから、基本的にはすべて自力で調べなければなりません。
私の場合は幸運にも案内の学生が親切で、手続きについてはほぼ彼女たちに手伝ってもらうことができましたが、『何』が『いつ』までに必要であるかは自ら把握しておく必要があります。というのも、到着後すぐに行う手続きのいくつかは期限が早々に切れてしまうからです。(Пропуск/寮の通行証、Направление/寮の滞在許可、Регистрация/ロシア国内の滞在許可証など)
これらの更新は殆どГЗ内секторА、секторБにて行われますが、各管轄の部屋の開室時刻・曜日は限られているので注意しなければなりません。
寮内についても事前の説明はありませんが、何かあれば各階のохрана/警備員に質問もしくは相談すればなんらかの回答は得られます。が、最低限のロシア語での会話能力は必須となります。
ロシア全体に言えることですが、まず英語は通じないと思って良いでしょう。学内でなら教師、生徒には通じることも多かったのですが、実際ロシア語での会話にまごついたとき、多く尋ねられたのは「フランス語は話せるか?」でした。