Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

中国人民大学
2013年4月号 国際文化学部 S.H

・授業紹介

語言生の授業は朝8時から11時半までで、一日2コマあります。朝8時から授業が始まるというのは少し早い気もしますが、留学生寮から教室までとても近く歩いて5分もかからないです。現在私は中級Bのクラスに通っていて、クラスメートの人数は20人ほどです。中級Bの授業レベルは比較的低い方で、クラスの水準が下がるとどうしても中国語をあまり話そうとしない生徒が多く、クラス全体があまり一つになっていません。クラスのレベルをもう一つ上げても良かったと少し後悔しています。ぜひワンランク上の授業を受けることをお勧めします。

さて、ここで授業内容を紹介したいと思います。全部で5つの授業で構成されています。

写作: 書く授業

阅读: 読む授業

口语: 話す授業

听力: 聞く授業

精读(综合): 総合的な語学力を身に着けるための授業

※教室の場所は基本的には変わりませんが、それぞれの授業によって担当の先生は違います。

漢字は表意文字だから中国の漢字を見ても意味はある程度分かってしまうので、発音が分からくても気にならないことが日本人には多々あると思います。しかし、読み書きが簡単にできてしまうだけで満足してはいけません。コミュニケーションツールとしての語学という意味では、聞く力と話す力が一番大事です。授業中や友達と遊ぶときにはたくさん発言し聞き取ることを心がけています。

 

・ファッション

国が異なれば人々のファッションも異なります。また、中国は国土も広く、地方によっても大きく異なると思います。私が今生活している北京では特に流行しているファッションはなく、皆それぞれ自分の好きなものを自由に身に着けてファッションを楽しんでいます。いわゆる「コスプレ」をしている人も日本ほどではありませんが時々見かけます。また、日本に比べて眼鏡をかけている人が圧倒的に多く、コンタクトレンズは日本ほど普及していません。他の国の留学生にしても中国人ほど眼鏡をかける人はあまりいないです。ただ、韓国人の留学生に関してはお洒落として眼鏡をかける人が多く、今、黒い縁の大きな眼鏡が韓国で流行っていて皆そろってその眼鏡をかけています。また、韓国人学生の全体的なファッションもほとんど皆そろっています。「韓国人はほとんど一人で外食しない」というようにファッションの統一感からも仲間意識の高さが目に見える形で感じられます。日本の若い人達の間で流行った「腰パン」のように、今、韓国ではパーカーの「フードをかぶる」のが流行っているようです。今、ファーストリテイリングの子会社であるユニクロをはじめ多くの海外企業が中国に進出しています。北京動物園附近には巨大な衣料品卸売市場があり、偽ブランド品もあたりまえのように売られていますが、人民大学の東門を出れば高級デパートだってあります。値段はとても安いがすぐ傷んでしまうものから値段がとても高くて手が届きにくいものまであります。貧富の差によって幅広い需要の形があるのだと思います。