この一年を振り返って
この留学を通して、大きく変わったのはやはりスペイン語力です。はじめは挨拶程度のスペイン語しか話せなかったし、文法もしっかり身についておらず、単語力もまったく足りませんでした。しかし、今では日常会話は多少問題がありつつも会話をこなすことができるようになりました。まだ新聞のような文章をスラスラ読むには力不足ですが、日本に帰ってもスペイン語の勉強は続けて行きたいと思います。また、生活面でも、日本にいた頃では気になっていたことも、留学をして気にならなくなりました。例えば、スペインでは各手続きなどで窓口に行っても、人によって言うことが違ったり、必要書類が違っていたりして困惑することもありましたが、今では特に何も思いません。逆に日本に帰ったら店員さんなどの対応が丁寧すぎて困惑しないか少し不安に思います。
帰国後どう留学経験を活かす予定なのか
帰国後ももちろんスペイン語の勉強も続けていきたいし、留学中におろそかになっていた英語の勉強にも力を入れたいと思います。秋にはスペイン語のDELEという資格試験があるので、それにも挑戦する予定です。そして、語学力と留学経験を活かして就職活動に励みたいと思っています。まだどのような職に就けるかわからないし、自分の留学経験が社会でどれくらい評価されるのかもわかりませんが、この留学経験を就職に役立てていきたいと思います。また、バルセロナ自治大学だけでなく、様々な国から龍谷大学に留学してくる留学生の支援に何か携わりたいと思っています。自分も留学を経験して不安なことがたくさんあったので、龍大にくる留学生のサポートが少しでもできればいいなと思っています。
自由テーマ
これからUABに留学する学生に対して
やはり留学する最大の目的は語学力の上達だと思います。バルセロナに来れば24時間スペイン語の生活になるのでどんどん上達していきます。しかし、日本にいるあいだにできるだけの勉強はしておいたほうが現地で苦労することも少なくなると思います。私の場合は、龍大での授業以外はあまり多くの時間を割いていなかったことを反省しています。日本にいるあいだに文法の基礎、ある程度の会話表現、そして語彙力を少しでも多く身につけておけば良かったなと思いました。特に語彙力は大切に感じました。授業中に説明されたことを聞き取れてもその単語がわからなかったり、わかっている文法でもスペイン語で説明されるとわからなくなったりすることが多くありました。なので、スペインに来る前には読解や作文など発展的な内容よりも文法や語彙力など基礎的なことを中心に学習を進め、スペインに来てから発展的な内容を学習するとスペイン語の習得もスムーズになると思います。