・試験について
私の中国語のクラスでは、中間試験期間が4月22日~24日、期末試験期間が6月17日~21日でした。3月初めに後期の授業が始まり、1か月半ほど経つとすぐに中間試験が待っています。先生にもよると思いますが、中間試験の範囲はそれほど広くなく、授業にちゃんと参加して授業を聞いていれば、平均点を超えることはそれほど難しくないと思います。日本人や韓国人以外の外国人学生が中国語を学ぶにあたって、漢字を書いたり読んだりすることは一般的に容易ではないと言われています。だから、日本人や韓国人以外の外国人学生が多く集まっているクラスのWritingやReadingのペーパーテストはどうしてもレベルを少し下げざるを得ず、基本的に中国語読み書きの得意な日本人にとってはびっくりするくらい簡単な問題も出たりします。
また、クラスは全部で9段階程に分かれていますが、上のクラスに行けば行くほどクラスに占める日本人・韓国人学生の割合が大きい、というのが毎年の傾向です。ということは反対に、上のクラスの試験は日本人・韓国人向けということです。また、授業で習った問題が全く同じ形式で試験にも出たりとか、中間試験を免除するという場合もありますが、これは先生によります。自分の運次第です。中国語の試験では、どうしても日本人が圧倒的に有利だと思うのでそれ程恐れる必要はないです。
・勉強
中国人民大学には、本科生や研究性も含めて留学生の数が2100人を超えています。その内、日本人留学生の数が60人で、多すぎず少なすぎずといった具合で、中国人学生以外にも外国人学生と無理なく交流することができます。また、中国トップレベルの最高学府の双璧といえば、北京大学、清華大学。そして、北京一の留学生数を誇る北京語言大学や、外国語教育のエキスパートである北京外国語大学など、中国人民大学も含め、ここには優秀な大学が数多くひしめき合っています。交通の便も非常に良く、他の大学の学生とも大いに交流できるという面で最高の環境と言えます。中国・北京にいながらにしてたくさんの外国人の友人をつくることができます。学習の場は、中国人民大学だけではないです。外に出て、学びの場を増やすことをおすすめします。私は今、清華大学のダンス部に所属し、ダンスを通して中国人学生と交流を深めています。
また、夏休みを利用して、北京で働く日本人の社会人の方々に協力を頂いて、北京語言大学の学生と協力し、日本人留学生向けの情報誌を制作中です。この情報誌を完成させるために、実際に色んな企業やレストランへ広告営業に伺っています。その中で、中国人の店長の方と中国語で会話をしたり、日本航空、日本大使館で働く方とお話をしたりと、社会勉強という意味でも非常に貴重な体験を、今、していると実感しています。この貴重な1年間の留学を通して、中国語学習はもちろんですが、北京でたくさんの方々と出会い、北京でしかできないことを経験して日本に戻りたいと思っています。