スペインの食文化
夏休みの最後、スペイン半周の旅を行ってきた。スペインでは夏の暑さに耐えないから、昼寝の習慣が生み、午後三時以降ほとんどの店が閉められ、道で観光客しか見えない。店が再開時間は六時、レストランは八時、晩御飯の時間がとても遅めになる。この習慣に慣れないので、いつもお腹がぺこぺこになってしまい、晩御飯を食べる時、なんても美味しいそうと覚える。典型的な地中海性気候であるため、豊かな農産物が生産された、または地中海で捕れた海の幸を生かして、素材における本来の味を強調、ヘルシーな調理法によって、スペイン料理が世界中も人気になっている。地方によってそれぞれの地域特産品を使用し、独特な味が試みえる。
中部では、山まみれなので、狩猟で捕らえた鳥獣を焼いて、調理するのが特徴のだ。首都マドリードの北に、美しい古代ローマ水道橋を有する古城ーセゴビア(Segovia)が子豚の丸焼き(Cochinillo asado)といった名物がある。切り分ける際に陶器の皿を使い、全てのカットが終わるとその皿をポーンと投げて割る習慣によって、幸運が来るという意味だそうだ。マドリードから少し南へ移ると、かつて西コード王国の首都であり、中世にはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の文化が交差した古城ートレドになる。狩猟から捕られた野生の鶉を煮る料理(Partidge stew)が有名。そのため、狩猟の際に使った小さいな鉄砲の弾がお肉の中に入っていたことが偶にあるそうだ。
上、冷たいスープ(Gazpacho)
下、鶉を煮る料理(Partidge stew)
南部のアンダルシア州の夏はまばゆい太陽が輝き、雨があまり降らない、最もスペインっぽい地方と印象を付ける。天気が暑すぎるので、冷たいスープ(Gazpacho)が用意され、調理法として、揚げ物が特徴である。闘牛やフラメンコの本場であり、何よりも華やかなスペイン広場が有するセビリア、同時に、スペインの代表的な一品料理ータパス(Tapas)の起源地でもある。タパは蓋をするという意味、以前、虫をシェリー酒に入らないように、グラスに薄いパンを蓋する。そして、だんだんにお酒を飲む前に、軽い一品料理になっている。現在、スペイン全国あるいは世界中のスペインレストランでは、必ずタパスが多種類を用意される。ただし、セビリアで、創作タパスが多いにもかかわらず、量も十分足りる、一皿は平均的に3ユーロの安値である。また、闘牛場が置かれた町は牛尾のシチュー(Rabo de ternera)が食べることが多い、名物になる。
上、焼きエノキ
下、牛尾のシチュー(Rabo de ternera)
東部における第三都市のバレンシアは、米の産地であり、米を使用した料理やデザートが多い。1960年代観光産業の振興のため、様々な米料理が考案され、パエリア(Paella)のバリエーションが生み出された。伝統的なバレンシアスタイルのパエリアの具材は、鶏肉、ウサギ肉、カタッムリ、モロッコインゲンだけで、サフランの味を加えて作られた。その味より、やはり下味は魚介類ほうが私の好みだ。また、にんにく、卵黄、オリーブ油を混ぜたアイオリソース(Aioli)は、パンと共にいつも提供され、アイオリがさえあれば、何枚のパンも食べられるほど美味しいものだ。
上、海鮮パエリア(Paella)
下、パンとアイオリソース(Aioli)
スペインの食文化を体験して、簡単な調理法と様々な組み合わせを学び、創造力が増やしているかもしれない。食材が少ないデンマークに帰ってきたら、料理を用意する際、面白くなっていくのでしょう