今月のマンスリーレポートではカルチャーショックについて述べる。韓国へ来て1番驚いた事は、韓国人の性格そのものである。隣の国に隣接し、文化的にも人種的にも似ている点が多いと初めの頃は思っていたが、全くの幻想であった。実際に生活してみると共通点を探す方が難しいかもしれない。
まず筆者が女性である点から感じ取った事がある。それは韓国の女性は基本的に気が強い人が多い事だ。特に異性に対しては気が強いと感じるシーンをよく見る。お酒の席で女性の後輩が、男性の先輩に対して「もっと飲め!」などのきつい言葉をかけたり、また叩いたりして飲ませているシーンを見た時はすごく驚いた。そして基本的に女性は物事をさせられる立場ではなく、男性が代わりにやってあげるということが多い。いわゆるレディーファーストと捉えれば良いかもしれない。しかし、レディーファーストというよりは男性が無理やりさせられている感じに筆者には見える。何かをしてもらうのが当たり前と感じている女性は少なくはない。見方を変えれば自己中心的な考えを持っているのであろう。同じアジア人であっても国によってやはり性格の違いはあるのだと気付かされた。すべての女性がそうではないが、そのことを考慮してこれからも上手く接していければいいと思う。
今月の自由テーマでは、文化祭について述べる。東亜大学の文化祭は9月の最後の週に1週間という期間で行われた。乗鶴(スンハク)と富民(プミン)の2つのキャンパスで行われた。メインとしては乗鶴キャンパスで行われた学生によるパフォーマンスや芸能人を招きライブを行ったりした。基本的に誰でも参加することができ多くの人が訪れていた。学生が出店する店は学科ごとに出店されており、ドリンク、お酒、フード、アクセサリーなどが売られていた。価格的には4000ウォン程度で安いとは言えない価格であった。日本の文化祭のようにそれほど多くの店は出店されておらず、少し気が抜けた。またお酒を売る時に焼酎やカクテルは目にしたがビールは一切目にすることがなかった。ここにも韓国のお酒の文化を感じ取ることが出来た。
学生によるパフォーマンスなども面白く、K-POPダンスやバンドによる野外ライブ、カップルゲームなど様々であった。中でもカップルゲームは毎日のように行われ韓国の大学内で交際するCC(キャンパスカップル)が多いことを示しているであろう。芸能人を招いて行われたライブでは、3組程の芸能人が招かれチケットや入場料は一切必要なく、フリーライブとして行われ多くの人を集めていた。クラブや色々な楽しみが他にあったようだった。文化祭のおかげで楽しい1週間を過ごすことが出来たと思う。