―カルチャーショックについて―
私がデンマークに来て3カ月が過ぎました。今回私は私が感じるデンマークでのカルチャーショックについて3つ書きたいと思います。
まず一つ目は、一部を除いてほとんどのスーパーが6時近くに閉まることです。また、日曜日の場合は、お店は閉まっています。デンマーク人の友人にこのことについてどう思っているのか聞いてみると、日本のようにもっと長い時間あけてほしいと言っていました。しかし私は、働く環境としてはとてもいい国だなと思いました。
2つ目は自転車専用の道路があることです。
デンマークでは多くの人が自転車を利用しています。そのため、日本では自転車と歩行者は同じ道路を使っていますが、デンマークでは自転車専用の道路があります。私はデンマークに来たばかりの時に、事前に自転車用の道路が歩行者用の道の隣にあると聞いていましたが、うっかり自転車用の道を歩いてしまい危ない経験をしました。デンマーク人の友人に、日本では自転車も歩行者も同じ道路を使うと教えてあげると信じられないと、とても驚いていました。
3つ目はサイズの違いです。
デンマーク人の平均身長は世界でも上位に入り、男性の平均身長は約180㎝女性の平均身長は約168㎝といわれています。当たり前ですが日常生活はデンマーク人サイズにあわせられていますので、キッチンの棚の高さ、トイレの鏡の位置の高さなど、日常生活で少し不便な時があります。
―現地の学生、友だちについて―
私がいま仲が良い友人は日本語を勉強しているデンマーク人、同じ授業をとっていたほかの国からの留学生、オーフス大学の主催するイベントなどで知り合ったデンマーク人です。現地の学生の授業参加は積極的でみんな各々の意見を発言し参加しています。授業以外の時間にも、グループワークなどで一緒に勉強する機会が多くあります。テストの前などは、図書館で一緒に勉強し、わからないところなどを質問すると、丁寧に説明してもらったりと、たいへん助けてもらいました。友達をつくる機会も多くあり、デンマーク人とはスピーキングパートナ制度という、日本語を勉強しているパートナーと一緒に英語や日本語を教え合い仲良くなることができます。また、オーフス大学が主催するイベントなども多くあり、そこで友達を作る機会が多くあります。金曜日になると、大学内の教室で各学部のFriday Barが開かれていますので、そこで同じ学部の友人や、他学部のBarに参加し他学部の友人をつくることもできます。また、Mentorという寮の手続きや銀行口座の開設などの日常生活の問題を助けてくれる人もいます。このMentorは学部にもよりますが、事前に申し込むことができるので、現地で友達をつくることに不安があったり、到着後の寮などの手続きに不安があれば、申し込むことをお勧めします。