≪授業紹介≫
授業は、それぞれの中国語レベルによっていくつかのクラスに分けて行われます。初級一、二、三、中級一、二、高級一、二の7つのレベルに分けられており、各レベル2~3クラス(班)に分けられています。1クラス、大体30人前後です。現在、私は中級一の2班に所属しています。私のクラスには、インドネシア人と韓国人の割合が多く、次いで日本人、タイ人、アメリカ人、ロシア人で構成されています。前期の授業紹介はマンスリーレポート5月号をご覧ください。
行われる授業は、レベルによって違うのですが、中級一では①读写②口语③听力④泛读の4科目を習います。
① 读写
读写とは読み書きのことです。教科書を使って授業が進められていきます。まずは本文に出てくる単語や文法についての説明を聞いて、本文についての質問に答えたり説明を聞いたりして、最後に練習問題をします。単語の説明の時に、その単語から派生して他にもいろんな単語を教えてもらえるので面白いです。授業数が一番多い科目です。中級の教科書は一気に単語数が増え、文章量も増えました。そのため、毎日の予習復習が以前よりも欠かせなくなりました。
② 口语
口语とは口話、スピーキングのことです。教科書とパワーポイントを使って授業が進められていきます。授業の進め方は、读写と同様です。读写と違うところは、やはり授業中に発言する機会が多くあることです。本文は何度も声に出して読みます。他にも、グループワークがあったり、本文について一人ひとり質問されて答えるというようなものもあったりします。中級では教科書に沿って授業を進めるというよりも、先生が考えた簡単なゲームをする時間の方が多いため、授業への積極的な参加が求められます。ゲームを通してクラスメートとも仲良くなれるので、とても有意義な授業です。
③ 听力
听力とはリスニングのことです。教科書を使って授業が進められていきます。まず、単語を勉強した後、問題を聞き、みんなで答え合わせをしていきます。先生にもよると思いますが、私のクラスは和気あいあいとしており、楽しい雰囲気で授業が進められていくという感じです。また、教科書に沿って授業をするだけではなく、休憩時間や授業中に中国の音楽を流したり、映画を見せてくれたりします。
④ 泛读
泛读とは精読のことです。教科書とパワーポイントを使って授業が進められていきます。この授業では、分からない単語や文法が出てきたときにどのように読み飛ばしていくかということや、どのように単語の意味をイメージするかということを学びます。なので、教科書には比較的に難しい単語などが出てきます。中級の教科書は读写と同様に、単語数が増え、文章量も増えました。復習が欠かせない教科のうちの一つです。
≪鉄道を使って小旅行へ≫
中国の交通機関は地下鉄やバス、タクシーの他に「鉄道」があります。その中でも、日本の新幹線のような「高铁」や「动车」と呼ばれる乗り物は、少し遠出するのにとても便利です。今学期、私は週末になると度々高铁や动车に乗って上海近郊の町に日帰り~一泊二日程度の小旅行に出かけています。今回はそんな小旅行に使える「高铁」や「动车」について少し紹介したいと思います。
「高铁」や「动车」に乗るためには、まず切符を買います。中国人のみなさんはネットで予約して自動券売機で切符を発行することができますが、外国人の私たちはネットで予約することは可能ですが、自動券売機で切符を発行することができず、必ず窓口でパスポートを見せならないので注意が必要です。切符は当日買うこともできますが確実に座席を確保するためには事前にネット予約、ターミナル駅(上海のターミナル駅は、上海火车站,上海南站,上海虹桥火车站)に行って買う、街中にある券売所で切符を買っておくことをおすすめします。
また、窓口で切符を買う場合は紙に乗車日、行先、鉄道の種類(高铁の場合はG○○○○、动车の場合はD○○○○。○○○○は列車の番号)、出発時刻、单票か往返票なのかを書いて係員に見せるとスムーズに購入することができます。
切符を手に入れることができればあとは簡単です。パスポートと切符を持ってターミナル駅に行きます。駅の入り口で簡単な手荷物検査とボディーチェックがあります。ホームに入れるのは出発の15分前からです。
車内は日本の新幹線の車内と似ており、車内販売もあります。想像以上に快適です。
前学期は中国の鉄道についてあまりよく知らなかったのと、旅行することに興味がなかったので使ったことがなかったのですが、中国人の友達に連れられて上海から少し足をのばしてみると思いがけない新しい発見や綺麗な景色、おいしい食べ物に出会うことができ、更に視野が広がりました。もっと早く興味を持っておけばよかった・・・と少し後悔しています。日本の新幹線と比べるとかなり安いので、ぜひ鉄道に乗っていろんな場所に出かけてみてください。