①試験について
こちらの大学では、だいたいどのクラスでも中間試験と期末試験があります。プレゼンテーション、レポート、筆記試験と授業により形式は様々です。
私が受けていた正規の科目、Hawaiian Studies では中間試験が2回と期末試験があり、どれも形式はオンラインテストと筆記試験の2つでした。オンラインテストは、リーディング課題の中から10問の穴埋めと正誤問題が出され、決められた期間内に各自パソコンで受けます。筆記試験は授業中に行われ、それまでに授業で習ったセクションの中から出題されました。1回の授業でとても多くの内容を学ぶので、日々習ったことを復習し、授業にきちんとついていくことが必要でした。また、定期試験とは別にハワイや太平洋の島々のマップクイズも3回に分けてありました。
もう一つの正規科目のEthnic Studiesでは、筆記試験と期末には3枚程度のまとめのレポート課題もありました。この授業では担当の教授が、英語が第一言語ではないことを配慮してくださり、電子辞書を用いてほかの学生よりも少し長い時間でテストを受けさせてもらえました。 どちらの授業もこれらの定期試験に加え、プレゼンテーションや普段の宿題であるレポート課題、授業中の積極性などをもとに成績がつけられます。
ELI(英語が第二言語の学生のための英語のクラス)では特に試験はありませんが、学期終わりにListening/Speakingの授業では15分ほどのファイナルプレゼンテーションがあり、Writingの授業では5枚程度のアカデミックペーパーの課題がありました。
大学の図書館はほぼ毎日24時間利用できるため、特にテスト前にはたくさんの学生が勉強しています。授業によっては休みの日に試験に向けた勉強会を開くときもあり、それに参加することもありました。試験期間中はあまりの忙しさにときにストレスを感じることもありましたが、お気に入りのカフェで勉強したり試験後にやってくる冬休みのことを考えたり、学期の締めくくりとして自分なりに精一杯頑張りました。
②新学期が始まり
今学期は前期に受けていたELIのAdvanced Courseである、ESL(English as Second Language)のWriting、 ELI(English Language Institute)のListening, Speakingを受けています。また、正規科目ではHawaiianと前期に引き続きEthnic Studiesを履修しています。
Hawaiianでは主に文法や単語を学んでいますが、ハワイ語は文化ととても強く結びついた奥深いものがあり、言葉から文化を学ぶとはこういうことなのか、と日々感じられとても興味深いです。Ethnic Studiesでは前期にとっていたIntroductionのクラスよりもさらに具体的な“Hawaii and Pacific”というクラスをとっています。太平洋地域の文化や社会的な問題を学んでゆきます。
ハワイに来てはじめの頃は、授業中にたくさんの学生が手を挙げて自分の意見を発言したり質問をしたりと、日本とは全く違った授業のスタイルがとても新鮮で圧倒されるばかりでした。はじめの頃は、皆の前で質問や自分の意見を発言することをためらっていましたが、最近ではだいぶ慣れ、授業中にわからないことを聞いたり発言したり出来るようになりました。こちらの学生は、皆自分の意見をしっかり持っているように思います。そして、それらを発言することをためらいません。こちらに来てから思ったことは、考えや質問に正しいも間違いも無いのだということです。ためらいながら聞いた質問に”Good question!”と先生に言われることで、少し自信もつきました。
新学期が始まり、課題も徐々に増えてまた忙しくなってきました。きっと今学期もあっという間に過ぎてゆくのだろうなと思いますが、1日1日をなんとなく過ごすのではなく、目標をもって充実した毎日になるよう今学期も頑張ります。