★オリエンテーションについて
到着の日は、空港まで迎えに来てくれるサービスがありますが、私はソウルからKTX(韓国の特急列車)で釜山駅に到着したので、友達と一緒に寮まで向かいました。あらかじめ、オリエンテーションの日程を担当の方から聞いていました。だからスムーズに行くことができました。
日本人留学生のためのオリエンテーションでは、韓国語の後、日本語で行われました。その場には、buddyという龍谷大学でいうチューターのような学生が私たち一人一人についていました。奨学金の説明、韓国語コースの受講の方法を説明され、その場で韓国語コースの申込書を記入しました。そのあと、学部の授業の登録の仕方を教わりました。東亜大学の交換留学生は自分の学部に関係なくすべての学部の授業を受講することができます。私は大学院生ですが、大学院生も大学院の授業と学部の授業を受講することができます。授業の登録はすべてインターネットで行わなければならず、これもbuddyにサポートしてもらえるので、サポート体制は十分に整っています。また、日本人交換留学生専用の担当の方の連絡先も教えてもらえるので、いつでも連絡が取れるようにもなります。
語学コースのオリエンテーションでは、コースの説明のほかに、ここには日本人学生専用のスタッフが在住しており、何かわからないことがあればいつでも相談に乗ってもらえるようになっています。この時にレベルテストも同時に行われました。
寮について、入寮の時に寮の規則についての用紙も渡され軽く説明されます。ここで注意しなければならないことは、ここの寮には日本語を話せるスタッフはいないということです。また、韓国語は釜山の訛りがあり少々聞き取りにくいです。ですので、ゆっくり話してもらうように言うか英語で会話することをお勧めします。寮のオリエンテーションは3週間後に棟ごとに分かれて行われます。この寮には後にも書きますが、韓国人学生が1000人以上住んでいるので、もちろん説明は韓国語で行われます。ですが、留学生は別室に案内され日本語、中国語、英語で説明をちゃんとしてくれます。しかし、避難訓練などは行われませんでした。
★プサンについて
韓国第二の都市釜山は、港があり韓国の海の玄関口でもあります。なので、雰囲気は大阪に似ています。私はソウルに短期間ではありますが住んだことがあります。ソウルの人々は街を歩いていてもワイワイしている雰囲気ではありませんが、釜山はどこを歩いていても人の笑い声が絶えません。交通機関も発達しており、地下鉄、バス、タクシーがあり、それらを使ってどこにでも行くことができます。海雲台は夏になれば海水浴場になり釜山の観光スポットの一つです。冬でも人がたくさんいて、そこには水族館もあります。水族館は土日となると家族連れなどの観光客や外国人の観光客でいっぱいでごった返しています。近くには、有名なホテルなどがあって中にはカジノなどもあるので1日楽しむことができます。なんといっても海辺からの海をバックにした大橋の風景はとても素敵です。ぜひ夜に出かけてみてください。
また、釜山では教会が多いのですが、寺もあります。海の絶壁にある「竜宮寺」に行きました。そこは、海雲台から少し車で行ったところなのですが、外国人観光客にはあまり知られていない穴場です。そこの来訪者はみんな韓国人でした。私の韓国人の友達でさえはじめてくるところでしたが、その海の岩にあるお寺から見る風景は一段ときれいでしたし、何と言っても韓国のお寺を見ることができてとても感動しました。お寺に行く前には十二支の像が私たちを迎え入れてくれます。韓国では十二支の最後の干支はイノシシではなく豚です。豚は日本とは違って幸福を呼ぶ動物といってとてもポジティブな動物のようでした。そこで韓国と日本の文化の違いを感じ取ることができてよかったです。
★自由テーマ
韓国では、環境面の配慮からコンビニやスーパーなどで買い物をするとき、レジ袋はふつうお金を払わなければなりません。そのせいか、韓国の人は手に何かを持ちながら歩いています。大学でよく見かける光景は、かばんには入れず本やお菓子などを手に持って歩いています。私も真似しようと思いましたが釜山では坂が多くてバランスを取るのが結構難しかったです。釜山は京都と違って坂が多いのと車やバスの運転が非常に荒いので、自転車を運転する人はほとんどいません。多くの人が交通手段を利用してどこかに出かけます。しかし、オートバイを利用している人は多くいます。なぜかというと、韓国では宅配が発達しており、ピザ、フライドチキン、ハンバーガーまでも宅配することができます。そのため、多くの食堂がオートバイを持っています。ですが気を付けなければならないのは、多くのオートバイはなぜか歩道を猛スピードで走ったりするので、音楽を聴きながら歩道を歩いているとひかれそうになりました。それには注意が必要だと思いました。
初対面の人に会えば、韓国の人は必ず年齢を聞いてきます。この時注意しなければならないのは、韓国は満年齢を言わなければならないということです。うまく計算することができなければ、自分の生まれた年を西暦で答えても構いません。なぜ年齢を聞くのかと私も初めは思いましたが、韓国語には日本より年上の人に絶対に敬語を使わなければならないという慣習があるからだということでした。でも親しくなれば年齢なんて関係なくため口で話そうと言えば話してくれました。