授業紹介
○Aussprachetraining/Phonetik(ab A2)
ドイツ語の発音のトレーニングを行う授業です。開講日は、土曜日の、10:00~14:00.15:00までで、1回の授業時間が長いです。また各週ではなく、定期的に行われる授業です。
文法の復習もしながら、短い文章、長い文章を実際に読み、分離動詞・非分離動詞でのアクセントの違いや、文章の流れで、どこにアクセントをつけて話せばいいかといった、発音のトレーニングを行えます。
また、日本人にとっては苦手な“r”と“l”の発音や、ウムラウト、似ている単語の発音の違いなど、口の動きに意識しながら、考えることが出来ます。コルクを口にはさんで発生するトレーニングなど、1人で勉強机に向かっているだけでは、見につかないことを学ぶことが出来ます。
この授業でおもしろいと思うのは、いろいろな国籍の学生が受講しているので、各国の言語なまりのドイツ語を聞けるということです。やはり、話し方にはそれぞれの国の特徴や、アクセントが出ます。スペイン語風のドイツ語、ロシア語風なドイツ語、中国風なドイツ語、いろいろ聞くことで、自分のアクセントの見直しにもなり、自分の日本語風なドイツ語アクセントに気がつくことができました。
この授業は、受講登録を行っていないのですが、授業初回に直接行き、受講したいことを先生に伝えると、すんなりと受講することができました。
カルチャーショックについて
ドイツに来て2カ月以上がたち、やはり、外国である以上、日本との違いは多く感じます。しかし、私はドイツ語圏を研究するゼミに所属しているため、日本にいるときからドイツの生活や風習などに触れてきました。そのため、違いはもちろん感じますが、それにさほどショックはうけませんでした。しかし、映像・文献などの資料を通じて知ることと、実際にその中で生活するのでは、大きく違うということは感じました。
ドイツに来て、驚いたことのひとつは物価の安さです。寮は1カ月、電気・水道込みでも2万5千円以内に収まります。携帯電話もプリペイドで月3000円もかからないと思います。そして、なによりも安いと感じたのは食品です。レストランなどでも安いですが、スーパーに行くと、食材の安さに驚きます。新鮮で質も良いのに、日本よりもかなり安い値段で売っています。自炊生活をすれば、1カ月の生活費は安くおさえることが出来ると思います。
日本にいるとき、ドイツのスーパーなどでの店員さんの態度が良くないと、聞いたことがありました。確かに店員は、座って仕事をします、どんなに長い列が出来ていても、陳列をしているときは、レジではなく陳列を続けます。日本のようにお辞儀をして「いらっしゃいませ」なんて絶対にありえません。しかし、逆に私はこの方が素敵だと感じる時もあります。マニュアルで決められたような機械的な接客ではなく、Halloと挨拶をしあい、帰るときにはTschüs(さようなら)や、週末にはSchönes Wochenende(良い週末を)と声をかけあいます。その時の気分によって接客していると感じることもありますが、より人間らしいように思います。
またお店は、土曜日は閉まっているか、営業時間が短く、日曜日はほとんどのお店が閉まっています。スーパーも同じです。24時間年中無休のコンビニのようなものはありません。ドイツに来る前は、なんて不便なんだと思いました。生活できるのかとも考えたこともありました。しかし、実際生活をしてみると普通です。もちろん、24時間年中無休のコンビニが近くにあれば・・・と考える時もあります。ですが、普通です。本当に普通です。これが“普通“なのではないでしょうか。つまり、日本は便利だけれども、その便利さが、多くの競争を生み、少し異常な便利社会になっていると感じます。
自由テーマ「気候の違い」
今日、Essenの気温は31℃でした。もう夏のようです。3月は、まだまだ寒く、コートに大きなマフラー、手袋をつけていても寒く感じていました(私のように厚着をしたドイツ人は見ませんでしたが)。4月になり、春になったな。と感じていたのもつかの間、4月の中頃でも、日中は夏のように暑い日もありました。日本のように梅雨もないので、今はもう初夏のようです。人々の服装も、すでに夏です。タンクトップにショートパンツといった、真夏のような格好です。夜には気温も下がるので、寝苦しいといったこともありません。
1番の違いは、日照時間です。朝は6時前から明るくなり、夜は9時半に日が暮れます。つまり、9時半に日本で言う夕焼けです。これは本当に嬉しいです。1日を長く使えるように感じます。週末によく湖や公園に行き、BBQをしたりお酒を飲んだり、バトミントンやサッカーをしたり、夜の9時半まで外で遊び、のんびりくつろぐことができます。お金もかけずに、すごく充実した気持ちになります。
5月の時点で毎日夏のような暑さと言うことはなく、雨の日や、太陽が見えない日は逆に寒くなり、前日との気温差が激しい日もあります。Tシャツの次の日には、ジャケットを羽織るといったように、服装を考えないと風邪をひいてしまいます。
19時半の明るさです
今の時期が、暑すぎず寒すぎず、とてもすごしやすい時期なのではないかと感じています。