・環境について
まず、大学の環境についてですが、リヨン第三大学のキャンパスは、龍谷大学に比べてかなり狭いと感じました。ただ、授業の際は、履修人数に対して適度な大きさの教室が用意されているので、特に気になるところはありません。
住居に関しては、僕は大学から徒歩で25分ほどのアパートに住んでいますが、少し大通りから離れており、また目の前が病院であるためか静かで落ち着いた場所だと思います。一度、アパートに入ってすぐの頃、アパートに設置してあるごみ捨て場のゴミ箱が燃え消防車が来る騒ぎがありましたが、それ以外は特に危険を感じたことはありません。また、歩いて5分ほどのところにスーパーが2つあるので、買い物もしやすいです。
街の環境ですが、今のところ他のフランスの都市に行っていないので他の街に関してはわかりませんが、トラムや地下鉄に乗って、街を簡単に移動できるので便利だと思います。アパレルショップや大きなショッピングセンターがある中心部にも簡単に行くことができます。
街並みは綺麗ですが、足元に目をやると犬のフンやタバコの吸い殻が多く落ちています。街中や大学内でタバコを吸っている人が多く、煙を吸ってしまうので未だに慣れません。というより慣れたくありません。
また、出発前に調べていると、「治安が悪い」と書いてあったり、フランス人の友達には、「カバンや携帯を取られないように気をつけて」や、「〇〇は危ないから夜は行かないほうがいい」とよく言われますが、2か月経った現在までに、危険な思いをしたりもなく、友達が被害にあったということも聞いたことはありません。ただ、運が良かっただけかしれないので、用心する必要はあると思います。
・リヨンの交通
上でも記したように、リヨンではトラムや地下鉄などに乗って街を簡単に移動することができます。Transports en Commun Lyonnais、通称TCLと呼ばれる公共交通機関は、バス、トラム、地下鉄、ケーブルカーを扱っており、すべて同じ切符で乗ることができます。IKEAのある郊外のショッピングセンターや人気の観光地であるフルヴィエールの丘に行くには交通機関を利用するのが便利です。また、ダイヤ通りに来ないことはよくありますが、本数が多いのであまり困りません。
切符は1枚1.8ユーロで、学生用の10まい綴りだと少しお得になります。また、定期もあります。切符はトラムや地下鉄の駅にある券売機で買うことができますが、コインかクレジットカードしか使えず、お札は使えないので注意が必要です。切符は駅の改札や、トラム内の刻印機に通してから1時間有効なので、買い物がすぐに終わった時などは1枚で往復することができます。不正乗車が発覚すると50ユーロほどの罰金が科せられるそうです。
また、リヨンでは車が多く走っています。来た当初は街で目にする縦列駐車にびっくりしました。縦列駐車してある中から車を出そうとして、前後の車にぶつかっている様子もよく目にします。リヨンの人は歩行者信号が赤の時でも、車が来ていないと渡ります。渡ろうとしている前の人について行こうとして車に轢かれそうになることも何度かありました。